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2018.11.12

近所の公園が史跡になる奇跡!我が町の地下から豊臣秀吉の城が!?

静岡県静岡市は、かつて徳川家康の「隠居の地」であった。

家康はここに駿府城という、日本城郭史上最大級の城を建設する。その跡地は公園になっていて、駿府城公園という名称もついている。

だが現在、この駿府城公園では明治時代に埋められた天守台の再発掘事業が進められている。

この発掘現場で、想定外の大発見があった。史料にない「豊臣秀吉の城」が出てきたのだ。

秀吉時代の「幻の城」

豊臣秀吉を知らない日本人は、まずいないだろう。

農家に生まれた秀吉は、まさに裸一貫で天下人にまでのし上がった。彼の趣味は一言で表すなら「黄金趣向」。金箔をあしらった茶室に世界最大の金貨『天正大判』など、秀吉は文字通り金をばら撒いた。

また、秀吉は全国各地に新しい城を次々と作らせた。いや、「拡張させた」と表現するべきか。たとえば駿府城と同じ静岡県下にある掛川城は、秀吉の家臣だった山内一豊が城主だった頃に大規模な拡張工事が行われている。

つまりその流れで考えると、駿府城も秀吉の命令で大拡張されているはずだ。徳川家康の関東移封後、駿府に入ったのはやはり秀吉の家臣である中村一氏だ。2006年のNHK大河ドラマ『功名が辻』では、ロンドンブーツ1号2号の田村淳が中村一氏を演じた。山内一豊に対してライバル心をたぎらせる同僚、という位置付けだった。

しかし「中村一氏が駿府城を拡張した」ということは、史料に残っていない。だから家康が天下を収める前の天正年間の天守台が出てくるとは、誰も考慮していなかったのだ。

頑丈な設計の「野面積み」

秀吉時代の城の石垣は、いわゆる「野面積み」である。

野面積みは一見、未加工の石をそのまま積み上げたような見た目だ。しかしこれは緻密な計算で構築された設計で、排水性に優れているという特徴がある。石垣内部に水分が溜まってしまうと、それが原因で崩れる可能性があるのだ。

上の写真は、浜松城とその石垣。野面積みの代表例である。建造からすでに400年以上経っているが、今もしっかりそびえ立っている。
駿府城公園では、野面積み石垣と同時に瓦も発掘されている。いかにも秀吉らしい、金箔の貼られた瓦だ。絢爛豪華な天守閣であったことが想像できる。

なおこの発掘現場は時間内であれば見学できる。

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