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2018.11.11

インフルエンザと思ったらすぐ病院に駆け込むのは正解か?

医師がすすめるカラダにイイこと! 教えてDr倉田

「不要不急以外の外出は控えましょう……」

 毎年「インフルエンザ(季節性インフルエンザ、以下インフルエンザ)」が流行する時期にニュースや新聞などで目にしますが、
「感染しないために外出を控えて、仕事や生活が出来るのか??」と感じたことはありませんか?

 2017年度(昨シーズン)のインフルエンザ患者数は推定でも、1000万~1600万人(厚生労働省発表)。東京都の人口1375万人とほぼ同じです。

インフルエンザから日本を守っていた、鎖国??

 日本で「インフルエンザ」が流行した最初の記録は、平安時代の貞観4年(862年)~貞観14年(872)頃、藤原家の摂政関白政治が始まったあたりです。平安時代に何度も大流行し、多くの方が亡くなりましたが、当時から「人から人へうつる病気<感染症>」であることは知られていたようです。

 海外との交易「日宋貿易」で日本に持ち込まれた、お経や書物と一緒に、「インフルエンザ」まで輸入してしまいました。

 慶長19年(1614年)を最後に、鎖国政策が開始された江戸時代初期の100年間は「インフルエンザ」発症の記録がありません。「鎖国」という徳川幕府の政策は評価は様々だと思いますが、少なくとも「感染症が持ち込まれるのを防ぐ一定の効果はあった」ようですね。

 ところが、享保15年(1730年)、「鎖国」下での唯一の貿易港「長崎(出島)」から、インフルエンザ感染が広がってしまいました。1729~1730年「ロシア、ドイツ、スイス、イタリア」での大流行が、貿易商人を通じて日本に持ち込まれたようです。

 鎖国をしていた日本とはいえ、世界とのやり取りがある以上、完全に防ぐことは難しかったようです。では、現代はどうでしょうか?

冬だけの病気? 実は夏も流行る「インフルエンザ」!!

 日本では「インフルエンザは冬の病気」と思われています。

 確かに日本を含む北半球では12~3月が流行のシーズンですが、オーストラリアなど南半球では6~9月に流行します。

「世界規模(地球規模)」という見方をしたら、冬だけでなく夏も、一年中流行るのが「インフルエンザ」と言えるでしょう。

 夏休みなどで海外を訪れ、現地や飛行機の中で感染することもあるかもしれません。

「鎖国」もかいくぐって、国内に侵入する「インフルエンザ」です。

「訪日外国人旅行者数2869万人、日本人海外旅行者数1789万人(2017年度 日本政府観光局,法務省入国管理局 調べ)」が、日本と海外を結んでおり、「インフルエンザ」を無意識のうちに持ち運んでしまうかもしれないことに注意したいですね。

ワクチンは意味がある?無い?

「予防接種を受けたのに、インフルエンザに罹ってしまった……」

「ワクチンを打っても、罹るなら無駄では??」と考える方もいませんか?

 確かに、ワクチンで100%の病気予防が出来る訳ではなく、「インフルエンザワクチンに意味はない」と考える医師もいます。もし「不要不急の外出をせず、誰とも会わない生活」が出来るなら、理論上は他人からうつらないはずです。皆さんにとって、現実的ですか???

 患者さんと会い、診察をしている私は、毎年接種をしていますし、感染したことはありません。私が偶然ラッキーだったのかもしれませんが、医療従事者として、「感染予防」を考えることはとても大切だと考えています。

 先日、『今そこにある「風疹」の危機!』で書いた「風疹ワクチンは生ワクチン」ですが、「インフルエンザワクチンは不活化ワクチン」です。もし、「風疹ワクチン」を先に打っていたら、4週間の時間を開けてから「インフルエンザワクチン」を接種する必要があります。

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