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怒ってメールを返信する前に考えるべきこと

2014.03.04

3.返信をした後のことを考える

 怒りのあまり、メールを相手に返信したとする。はたして、その後のことを考えているだろうか。当然、相手からすると、おもしろくないだろう。一段と強烈なメールが返ってくるのかもしれない。それで、仕事の状況が一層に悪くなることもある。相手が上司に報告し、今度はその上司があなたの上司に連絡をしてくることもありうる。もっと面倒くさいことになることは考えられる。会社の代表として仕事をするのであれば、広い視野に立ち「今後のこと」を予測をしながら冷静な行動をとることが求められる。

4.結果的に得られるものは何もない

 厳しいことを書いて返信をしたとする。その後、自身の心理状態はどうなるだろうか? おそらく、不愉快な思いが残るだろう。それで、目の前の仕事を時間内にきちんと仕上げることができるだろうか。メールで激しい応酬をし、不愉快な思いになり、家に帰り、家族と普通の精神状態で会話ができるのだろうか。友人と会う時に、つい、愚痴や不満が出ないだろうか。それを聞かされた相手の気分はどうなるだろうか。メールで相手とぶつかり、怒ったところで、実は得るものは何もない。むしろ、その不満の心がさらに悪いことを引き寄せるものだ。

5.実は「ヒマ」なのでは?

 相手のメールに過剰に反応する人は、仕事で時間的に、心理的に追い詰められていないのではないだろうか。例えば、人事部の管理職として労働組合と経営陣との交渉の資料を緊急で作るよう命じられたとする。その時に、取引先から無礼なメールが届いたとしたら、怒るだろうか。急いで資料を書き上げねば、もう間に合わない。それなら、少なくとも怒りのメールを返信している余裕はないだろう。本来、会社員は限られた時間の中で成果や実績を残していくものであり、必要以上に時間も心も余裕がないはずである。メールで応酬をしていると、当然、その分の時間を奪われることになる。

 今、労働の生産性を上げることは、どこの業界でも、どこの企業でも重要なテーマになっている。短時間に、ハイレベルな仕事をしなければならない。仕事のスピードが落ちるようなことをするのは、会社員としては問題行為といわれても仕方ない。興奮してメールを返信しようとする時、1?5のポイントを思い起こしてほしい。私の経験だが、実際に相手と会って話をしてみると、実に些細なことで双方の誤解などが生じていたことが多い。にも関わらず、安易な返信をして、貴重な関係を損なうなんて、あまりにももったいない。

文/吉田典史

ジャーナリスト。主に経営・社会分野で記事や本を書く。著書に「封印された震災死」(世界文化社)、「震災死」「あの日、負け組社員になった…」(ダイヤモンド社)、「非正社員から正社員になる!」(光文社)など、多数。

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