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アレルギー改善、老化防止、美肌ほか「漢方治療」研究の最前線

2014.11.18

■漢方薬は数種類の生薬の組み合わせで成り立つ

 セミナー会場には漢方薬の原料となる生薬が展示されていたが、「葛根湯」の構成は約1800年前に編さんされた「傷寒論」の配合に基づいている。

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「自然にある生薬を使っているということで、漢方薬と民間薬がごっちゃまぜで認識されていることも多いですが、決定的に違うのは、漢方薬は原則2種類以上の生薬を組み合わせないといけないということ。一方の民間薬は1種類のみのものを指します。

 漢方薬の組み合わせは3000年前から研鑚されてきたもので、ベストの組み合わせと配合比は古典で決まっています。その組み合わせは3000年前から変わりません。長い時を経ても淘汰されていないということは裏付けがあるということだと思います。漢方薬は数種類を組み合わせることで高い相乗効果を得られます。また漢方治療は保健医療も適用されており、これは国が漢方薬の効能を認めているからだといえるでしょう」

 漢方薬は薬局で売っている一般的な漢方薬と、医師が処方する漢方薬があるが、一般薬は患者が症状から自己判断で決めるもの。風邪の時に飲む一般薬の葛根湯も健康な人には効くが、体力の衰えた年配者が飲むと下痢や脱汗症状が出て風邪が悪化することがある。

 その点、医療用漢方薬は医師が患者の「気・血・水」のどこが異常かを調べて、たくさんの薬からベストな薬を選ぶので、より効果が期待できる。保険が適用されるので負担も少なく、漢方医学に精通した医師に診てもらうことがその人に最も適した漢方薬を処方してもらえる近道といえる。

「できれば漢方医学を学んでいる医師を探してほしいですね。漢方に詳しい医師の検索サイトを活用するのもいいし、週刊誌などで情報を集めるのもいい。今の医者は、西洋医学はきちんと学んでいるが、漢方医学はどちらかというと独学なので、医師によって漢方医学のレベルの差があるのは事実。また、漢方だけでなく西洋医学と併用して治療をすることもできるので、両方行える医者にかかるのがベストです」

アレルギー改善、老化防止、美肌ほか「漢方治療」研究の最前線

 荒浪ドクターは生薬を配合した石鹸や美容クリームが市場に少ないことにも着目して、しわの原因となる血虚の改善作用がある「地黄(じおう)」という生薬を入れた石鹸を作り検証している。現在は蓄積したノウハウに基づいた、肌にベストな生薬の種類は組み合わせを研究中とのことだ。

 患者の治療や自身の健康維持にも漢方薬を積極的に取り入れている荒浪ドクターの話を伺っていると、肌トラブルや老化防止など、漢方はもっと身近に活用できるものだと認識を新たにした。

文/阿部純子

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