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2015.01.06

シリーズ初のナノクリレンズを搭載したNikon『1 NIKKOR 32mm f/1.2』

【ゴン川野の阿佐ヶ谷レンズ研究所】Nikon1シリーズで初のナノクリレンズ Nikon『1 NIKKOR 32mm f/1.2』

■Introduction

NIKKORレンズの中で一番偉いレンズと言えば、金線入りのEDレンズというのがニッポンの常識だった。しかし、最近はそれに加えてレンズ鏡胴部に金色のバッチでNの文字がある方が偉いのだ。このNの正体はナノクリスタルコート、略してナノクリである。ナノクリなんて言うと田中康夫のデビュー作「なんとなくクリスタル」を思い出すが(昭和と無関係な人は無視してください)、翌年に映画化され由利を演じた「かとうかずこ」のヌードまで見た人は少ないだろう。話を元に戻すと、プロ御用達の大三元レンズと呼ばれるズームレンズは全てナノクリであり、ナノクリにあらずば人にあらずというニコ爺も多い。私は重くてデカイレンズが性に合わないので、ナノクリレンズは1本も持っていないが(それ以前にFXサイズのデジイチがないよ)、ナノクリはナノサイズの極めて微細な結晶粒子からなる超低屈折率層を持ち、可視光の全域で、従来の反射防止コーティングの限界を超えた効果を発揮するらしい。実際の効果としては、逆光時に発生するフレア、ゴーストに強く、写真がクリアに仕上がるという。

そんなナノクリレンズが遂にNikon1シリーズの交換レンズに加わった。『1 NIKKOR 32mm f/1.2』である。何で32mmという中途半端な数字なのかと言えば、多分、35mm換算で85mmにしたかったからだと思う。このレンズは32×2.7=86.4mm相当なのだ。開放絞り値はF1.2とこれまた明るい。もしFXフォーマットであれば希望小売価格23万2200円もする『AF-S NIKKOR 85mm f/1.4G』に相当するわけだから、10万8000円はバーゲンプライス、超ハイコスパと書きたいところだが、ここにセンサーサイズのマジックが隠されている。Nikon1シリーズのカメラのセンサーは1型なので、フルサイズのFXフォーマットに比べて面積が狭い。これを計算に入れると32mmF1.2の開放絞り値は、Nikon『D610』ではF2.8相当であり、ボケはF3.3と同等になる。つまりフルサイズで85mmF2.8のレンズと同等なら10万8000円はむしろ割高に思える。そこで注目ポイントがナノクリなのだ。ナノクリだから10万円超えやむなしという感じだ。まあ、実売価格は7万円ぐらいなので、そんなに高くはない。

■Design

高級な大口径単焦点レンズだけあって、銅鏡は金属性でフォーカスリング搭載! そんなの当たり前田のクラッカーと思うだろうが、1 NIKKOR初の快挙なのだ。ちなみに『1 NIKKOR VR 70-300mm f/4.5-5.6』にもあるようだが。このフォーカスリングが超便利でAFモードになっていても、リングを回すとMFに切り替わり自動的に拡大表示に切り替わる。さらに私的に快挙なのは、フォーカスリングが金属加工ローレットであること。ちょっとキラキラしすぎだがライカのレンズちっくだ。1 NIKKORレンズの中では大柄だが、最大径約65.5mm×47mmで重さ約235gはF1.2のレンズとしては、あっけないほど小型軽量である。カラーはブラックとシルバーの2色があり、レンズフードとレンズキャップとリアキャップが付属する。

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