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2015.04.03

液体で超速3Dプリント!? カーボン3D社の衝撃の新技術

 1万円台で買える3Dプリンターが登場するなど、3Dプリンター人気が盛り上がっている。そんな中、「今までの3Dプリント技術を革命する」3Dプリンターが、カナダで開催された『TED2015』で発表された。

液体で迅速、リアルに3Dプリント!?カーボン3Dの衝撃 液体で迅速、リアルに3Dプリント!?カーボン3Dの衝撃

■一般的な3Dプリントは、2Dプリントの繰り返し

 1981年、日本の小玉秀男氏による論文が発表され、その後1987年には3Dシステムズ社が世界初の光造形装置を販売することになった。これが現在のブームへと繋がる3Dプリントの黎明である。驚くことに、小玉氏は論文発表に先立ち、光造形装置を1980年に製作していたのである。厚さ2ミリの層を20枚強重ねて細かな間取りや階段も備える、手のひらサイズの家を4時間半で作り出していたという。

 今年の3月16日、カーボン3D社CEOでありノースカロライナ州立大学で化学の教鞭を執るデシモーネ教授により、3Dプリントの新技術がTED2015で発表された。「現在の3Dプリント技術は2D印刷を何度も繰り返すものである」と教授は語り、自身による「CLIP(Continuous Liquid Interface Production)」=連続液界面製造と訳される新技術は「印刷ではなく液層で製品を育てるもの」だという。それはどのような画期的な技術なのか? 

液体で迅速、リアルに3Dプリント!?カーボン3Dの衝撃

■『ターミネーター2』の「T-1000」に影響された

 教授は冗談交じりに「映画『ターミネーター2』のT-1000が発想の原点だ」という。T-1000は未来から現代にやってきた人間型兵器で、液体金属で作られており、どんなに破壊しても元の形に戻り、さらにコピーして他人になりすますこともできる。そこから発想した「液体から化学的に連続して製造する」技術、これがCLIPなのである。

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