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パナソニック『レッグリフレ』ヒットの理由

2015.05.07

■「死んだボラ」のような試作に大バッシング

 前モデルとEW-NA84は、デザインと機能がともに異なる。機能で一番異なるのが、搭載しているマッサージコースの数。前モデルが3つなのに対し、EW-NA84は6つ搭載している。

 6つのマッサージコースは、プロのエステティシャンの手技を再現した。そのために、開発担当の男性スタッフはエステに通ってエステティシャンの手技を体験すると同時に、施術の様子もビデオ撮影したほど。「自分で施術を体験し、ビデオを何回も観ながら、エアーバッグの動きでエステティシャンの手技を再現できるよう、エアーバッグにエアーを送るタイミングやエアーの強さを検討していました」と堀さんは言う。

 プログラムの試作は200回近くに及び、検証した販売の女性スタッフが注文を出し続けた。また、要所要所でエステティシャンも検証。エステティシャンからは最初、「もっと足首を強くしないとダメ」といった辛口の指摘を受けたが、最後には驚きの完成度を示した。「エステティシャンは驚いていたようで、『めちゃくちゃイイ。ここまでやるとは思わなかったわ』と言われました」と堀さんは明かす。

 もう一つ前モデルと大きく異なるのが、エアーバッグの数と空気を送るポンプ。エアーバッグの数は1つから3つに増え、ポンプは前モデルより2倍の空気が送れるものを搭載した。

EW-NA84のエアーバッグ配置。
EW-NA84のエアーバッグ配置。

 ただ、ポンプを変更したことで、リモコンが大きくなってしまった。男性デザイナーがデザインした最初の試作を見た堀さんは、「死んだボラみたい」という印象を持ったほどだった。「女性は大きいのが嫌ですが、どうも男性はそういう認識がない様子。大きくなるのは仕方ない、といった感じでした。形状も、男性からしたら女性はこれが好き、という理解でした」と堀さん。販売の女性スタッフからも「これは絶対にない」と散々な評価だった。

 大バッシングを受けたリモコンは、20回ほど試作がつくられた。最終的に現在の丸形に落ち着いたが、これはマカロンをイメージして大きく見えないように工夫したという。

EW-NA84のリモコン。左が「死んだボラ」と表現された試作品で、右が最終形。
EW-NA84のリモコン。左が「死んだボラ」と表現された試作品で、右が最終形。

 そして、前モデルにも搭載していた温感ヒーターの位置を変更。前モデルはふくらはぎに搭載していたが、足先に移動した。温感ヒーターの位置を変更したのは、ふくらはぎだと温感が感じにくいという声が多かったため。搭載場所を変えて検証したところ、足先だと温感が感じられやすいだけでなく、足全体が温まることが確認できたという。

 なお、同時発売されたEW-NA34は、「旅行に持って行きたい」という声に応えて開発されたもの。温感ヒーターを搭載しないことで折りたためるようにしてあり、マッサージコースも4つと少なくした。

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