人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース
2015.05.26

なぜ、中小企業では人材が育ちにくいのか?

 ここ数年、景気は回復しているように見えるが、80年代、90年代と比べると、新卒にしろ、中途にしろ、大企業に就職することは難しくなっている。となると、中小企業に就職する人が増えていることになるが、当然、大企業と比べると多少なりともリスクが伴う。そして、規模の小さな会社(※ここでは正社員の数が300人以下とする)では、社員をきちんと育成できていないケースが目立つ。なぜ、そうなるのか? 今回は、なかなか中小企業で人が育たないいくつかの理由について、私のこれまでの取材経験を元に、紹介したい。

1.見習うべき社員が少ない

 これはつまり、人事労務の言葉でいうと「離職率が高い」ということ。事実、30代前半ぐらいまでに辞めていく人の数は多い。これは厚生労働省や地方自治体の労働経済局などが発表するデータを見ても明らかだ。データをみると、1980年代から大企業でも20代のうちに会社を辞めていく人が増えていることがわかるが、その数は中小企業のほうがはるかに多い。
 
 辞めていく人が多いということは、ある程度のキャリア、実績、成果を持っている人材がその会社には少ないことを意味する。中小企業の社長がよく言うところの「人材難」だ。これでは、20?30代前半までの社員のお手本となるべき社員が存在しないことになる。もちろん、上司や先輩はいるのだろうが、その人が本当に優秀なのかどうかは疑問だ。こういう状況では、経験の浅い人が一定のペースで仕事を覚えて、高いレベルに成長するのは難しい。人事コンサルタントらが指摘する「ロールモデル(見習うべき人)」がいないということだ。

2.刺激に乏しい

 中小企業にいると、人数的にもなかなか“組織の力”を生かした戦いができない。辞めていく人も多いため、社員たちが1つのチームになろうとしてもうまくいかない場合もある。それぞれの社員の考えや意見、価値観などがバラバラのままでは“チーム”を作ることも難しい。つまり、各自が独自の考えで仕事をする傾向が強いと、互いに支えあって、助け合うという文化が浸透しにくいのだ。こうなると、社員同士が触れ合う機会が少なくなり、刺激に乏しい職場になりがちだ。これでは仕事に対する姿勢もよくはならないし、仕事もつまらないだろう。

なぜ、中小企業では人材が育ちにくいのか?

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2018年12月15日(土) 発売

DIME最新号の特別付録はCOMPLYの「高級イヤーチップ」!大特集は「<超保存版>2019年トレンド大予測」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ