【研究結果】
ほとんどのスペックで『E-M1』を上回ってしまったOLYMPUS『OM-D E-M5 Mark II』は実質OM-Dシリーズのフラッグシップモデルと言える。5軸手ブレ補正の効果は絶大で、これで手ブレによる失敗はなくなるなと思わせてくれた。EVFも高画素化され、シャープな見え味を実現。機能もてんこ盛りで、これで不満がある人はいないだろう。むしろ使いたい機能をどのボタンに割り振れば、忘れずに呼び出せるかで悩む。まあ、慣れの問題だと思うが。
あとはバリアングル液晶が好きになれるかどうか。Nikon『D7200』なんか同社のAPS-Cサイズのハイエンドモデルなのに液晶固定なので、それよりはずっと恵まれた悩みと言えるが。結論として『OM-D E-M5 Mark II』はビギナーからベテランまで、どんな人にもオススメのマイクロフォーサーズのベストバイモデル。高価だが末永く付き合えるカメラだと思う。
●高画素のEVFがいい!
●5軸手ブレ補正は効果絶大
●防塵防滴はやっぱり安心
●OM-D史上、最もカッコイイ
(文/ゴン川野)
カメラ生活42年、小学生でオリンパスPEN-Fを愛用、中学生で押し入れ暗室にこもり、高校では写真部部長。大学卒業後、単身カナダに渡りアウトドアスクール卒業後「BE-PAL」を経て本誌ライターに。保有交換レンズ41本、カメラ28台(見える範囲で)。阿佐ヶ谷レンズ研究所もよろしく。