人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

リアルな質感でぬくもりのあるロボットが人間のパートナーになる日

2015.08.05

■人工知能を備えた“セックスロボット”が開発中

 実際に一緒に“ベットイン”するためのロボットの開発が着実に進められている。この分野で現在、最も先頭を走っているのがアビスクリエーション社のマット・マクミラン氏だ。マクミラン氏は1996年にアメリカ・カリフォルニア州サンマルコスに同社を立ち上げて以来、等身大のシリコン製ダッチワイフ“リアルドール”を作り続けてきた。今日までに出荷したリアルドールは5000体以上にものぼり、現在もオーダーが途絶えることがない。

 女性の身体を精緻に再現し好みに応じて細かくオーダーすることができるリアルドールは今や全世界に顧客を抱え、シリコン製高級ダッチワイフの代名詞にもなった。ただ、ここ日本だけは後発のオリエント工業「ラブドール」の人気が高い。

 業界のトップとして確固たる地位を築いたアビスクリエーション社だが、マクミラン氏には次なる挑戦が待ち構えている。「リアルボティクス(Realbotix)」と名づけられたそのプロジェクトは“生きた”リアルドールを作る挑戦だ。ロボット研究の第一人者、デイビット・ハンソンが率いる「ハンソンロボティクス」のエンジニアを招き社内でプロジェクトチームを結成したマクミラン氏は、人工知能を備えたまったく新しいセックスロボットの開発に乗り出したのだ。

人工知能を備えた“セックスロボット”が開発中
開発中の「リアルボティクス」。

◎動画はコチラ

 このプロジェクトで最初にマクミラン氏が焦点をあてたのは瞬きや口の開閉ができ、人工知能によって会話ができる人形の頭部である。さらにスマホと連動できるアプリや、VRヘッドセットでバーチャルにリアルドールとのコミュニケーションを行なうシステムの開発にも着手するということだ。

「New York Times」の記事によれば、“セックスロボット”開発のうえで克服しなければならないのが「不気味の谷現象(uncanny valley)」と呼ばれる現象だという。人間に似せたリアルさ追求してロボットを作ると、ある地点(不気味の谷)で人間にとってひどく不気味に感じられて嫌悪感すら生じせしめてしまうというのだ。しかしさらにリアリティを追求してその地点を越えていえば、人間にとって再び親近感が増してくるという。ちなみにこの「不気味の谷現象」は1970年に日本のロボット工学者の森政弘氏が提唱したロボット工学上の概念である。

 マクミラン氏のチームはこの「不気味の谷現象」を克服する技術的努力を続けており、2年以内にも現状のリアルドールに装着する頭部の「リアルボティクス」を1万ドル(約123万円)前後で提供できるように開発を進めている。その次の課題となるフルボディの「リアルボティクス」はおそらく3万ドル?6万ドル(約370万円?740万円)になるという。ひとまずこの2年でどのような“セックスロボット”が登場するのか興味深いところだ。

人工知能を備えた“セックスロボット”が開発中
アビスクリエーション社「リアルドール」のサイトより(18才以下閲覧不可)。

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2019年9月14日(土) 発売

DIME最新号の特別付録は「デジタルスプーンスケール」!さらに激変するスマホの大特集に最新iPhone情報も!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。