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企業ニュース
2015.08.11

上司が部下に対して口にしてはいけない4つの言葉

あるあるビジネス処方箋

 今回は、上司が部下に言ってはいけない言葉について取り上げたい。私が会社員の頃や、取材先である会社や役所などで、よく耳にしたものである。こういう言葉を悪びれた様子もなく、口にする上司がいるということも事実。なぜ、口にしてはいけないのか、そして、上司から言われた時、部下としてはどう対処すべきかなどを紹介したい。

1.「会社を辞めろ!」

 この言葉を繰り返すのは、事実上の「退職強要」であり、民法の損害賠償の請求対象行為となる。いかなる理由があろうとも、使っていい言葉ではない。現在の法律の下では、会社を辞めるか否かは、最終的に本人の自由意思となる。本人が「辞めない」と言うのなら認めざるを得ない。

 それでも辞めさせたいのならば、「解雇」にするしかない。懲戒解雇、整理解雇、普通解雇のいずれであるのかは、会社が決めることだ。つまり、管理職という立場ではどうすることもできないのだ。社長や役員などに「この部下を解雇してください」と上申したところで、却下されれば解雇できない。管理職にできるのは、人事評価で低い評価をつけたり、他部署に追い出すことが限界だ。これ以上のことはできないし、当然、すべきではない。ましてや、「会社を辞めろ!」などと、口にするのは極めて好ましくない。

2.「この仕事に向いてないよ」

「適性」を判断することは、実に難しいこと。だが、上司がそこまで言い切るなら、部下として多少は考えてみる必要があるのかもしれない。ただし、致命的なミスをしていない限り、それを真剣に受け止める必要はない。上司のするべきことは、「この仕事に向いていない」と部下を批評することではないからだ。一応、「管理職手当」をもらっている以上、部下を育成するのが上司の仕事でもある。お金だけをもらうのは、会社への背信行為と取られても仕方ない。部下に「適性がない」などと言い放ち、凹ませるのが仕事ではない。ちなみに、そういうことを言う上司は、自分が本来すべきことを理解してない可能性が高い。部下としても、そんな人間の言葉に思い悩む必要はない。

3.「まじめに仕事をしているのか?」

 ほとんどの人は、その人なりに真剣に与えられた仕事に取り組んでいるはずだが、上司からしてみると、不十分かもしれない。では、上司は自らの仕事に真剣に取り組んでいるのかというと、そうではない場合もある。少なくとも、さらに上にいる役員や社長からすると、物足りないと感じているかもしれない。つまり、多くの人は自分のことを棚上げし、他人を見るものなのだ。

 部下として、このことを踏まえておけば、上司から「まじめに仕事をしているの?」と言われたところで、うろたえる必要はない。とりあえず、「はい、がんばってます」とだけ答えておけばよい。そこで、不要な議論や口論はすべきではない。上司を説得しようとしたところで、意味がない。このような言葉を平気で使う上司は、部下を抑えつけることしか考えていない。何を言ったところで「生意気にも、反抗してきたか」としか思わないだろう。無駄な話し合いは不要だ。

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