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初めて部下を持った人にありがちな大いなる“誤解”

2015.10.13

3.人格も認められていると思い込む

 部下を持つとなぜか、「人格まで認められた」と思い込む人がいる。これも勘違いだ。ほとんどの会社では、社員を昇格させる時、人格まで査定されることはない。人間関係においてトラブルがあまりにも多い人なら、何らかの検討が行われるかもしれないが、その可能性は低い。繰り返しになるが、前述のように、人事評価というものは、その社員の年齢、キャリア、性別、実績、上司などからの評価などを総合的にとらえ、相対的に評価し、判断していくもの。だからこそ、「人格が認められた」などと思い込むのは誤りであり、今後も謙虚な気持ちで、人格を磨き上げる努力を続けなければならない。

4.人事評価が正当なものだったと思い込む

 自分が選ばれた人事評価は、正しい判断にもとづくものだった、と思い込む人も多い。これもまた、勘違いだ。そもそも、その評価が「正しい」といえる根拠はない。人事評価とは、相対的に決まるものであり、そこには常に曖昧さがつきまとう。大学受験のようにペーパーテストの結果で、単純明快には判断ができないのだ。曖昧であるならば、上司が気に入っている人を高く評価することもありうる。恣意、主観による評価だ。それもまた、「悪い評価」とはいえない。「正しい」とか「悪い」とかといった判断基準はないのだから、そんなことはいえないのだ。

 最後に。初めて部下を持つと、ほとんどの人が何らかの勘違いをしてしまう。その誤解により、いい仕事ができるようになれば、いいのかもしれないが、それは難しいだろう。社長ならともかく、管理職になったぐらいで、大きな勘違いをしているようだと、足元を救われるようなことになりかねない。舞い上がることなく、冷静にきちんと現実を見据え、自分が足りないものを補う姿勢でいるべきだ。その控えめな姿勢があれば、部下たちの信頼を得ることができるはず。ここまで挙げた例を常に心に秘めながら、チームのリーダーとして、どうかいい仕事をしていただきたい。

文/吉田典史

ジャーナリスト。主に経営・社会分野で記事や本を書く。著書に「封印された震災死」(世界文化社)、「震災死」「あの日、負け組社員になった…」(ダイヤモンド社)、「非正社員から正社員になる!」(光文社)、「悶える職場 あなたの職場に潜む「狂気」を抉る」(光文社)など、多数。近著に「会社で落ちこぼれる人の口ぐせ 抜群に出世する人の口ぐせ」(KADOKAWA/中経出版)も好評発売中。

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