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2015.10.19

逆相信号でノイズを低減するiFi-AudioのUSBハブ『micro iUSB 3.0』

■連載/ゴン川野のPC Audio Lab

逆相信号でノイズをキャンセルするiFi-AudioのUSBハブ『micro iUSB 3.0』

■Introduction

軍用レーダー技術を使って電源ラインとオーディオ帯域とRFノイズをキャンセル、ノイズフロアを0.0000001Vに減少させる『micro iUSB 3.0』がiFi-Audioより登場した。タイトルにはUSBハブとあるが、正確にはUSBハブ+パワーサプライということになる。USB接続できる機器を本機に接続して高音質化を図るアクセサリーなのだが、USBに問題を引き起こす8つの現象を解決するだけあってなかなか多機能なのだ。価格は6万4800円と、ちょっと高級なバランスケーブル1ペアぐらいなので、ケーブル交換とどっちが効果があるか気になるところだ。

■Design

iFi-Audioには『iUSBPower』というアクセサリーがあった。これはPCから来るバスパワー電源と音楽信号を分離して、PCのノイズを極限まで減らして、オーディオ信号を純化する役割を果たす。PCが採用したUSBという規格は、信号を送るだけでなく5Vまでのバスパワー用の電力も送っている。自前で電源を持っているUSB/DACはバスパワー不要なのだが、音楽信号と混合されて送られてくれるため仕方なく受け止めているのだ。しかし、この電力が曲者でPC内で発生したノイズが乗って運ばれるため音楽信号を汚してしまうのだ。

そこで生まれたのが、音楽信号と電源ラインを分離したケーブル。名付けて電源線/信号線分離型USBケーブルである。実は私もDACとMac miniを接続するリファレンスUSBケーブルにはこのタイプを使っている。『iUSBPower』はさらにPCから来た汚れた電力を使わずに、自分で作り直したきれいな電力を送り込むというアクセサリーである。PCAudioLabでも『iUSBPower』と『iFi GeminiデュアルヘッドUSBケーブル/0.7m』のペアを試聴したことがあり、確かに効果を実感できた。

『micro iUSB 3.0』は『iUSBPowerの進化形であり、クリーンな電力を供給する機能と「Iso Earth」と呼ばれるアースループを遮断する機能を搭載する。そして今回の目玉が「Active Noise Cancellation+」である。これはフランスのダッソー・ラファール戦闘機に使われている技術で、レーダーの信号を受けた場合に、それと逆相の信号を生成して敵のレーダー信号をキャンセルする仕組みを使っている。それなら軍事用レーダーだけじゃなくて民生用ノイズキャンセリングヘッドフォンにも使われていると思うのだが、そっちではなく、極めて革新的な軍事用レーダー技術を流用。これによりノイズを40dB(100倍)減少するという。さらにUSBハブ機能を搭載、DAC以外にHDDやSSDなどのストレージが接続できる。

音楽信号に対しては、再クロック、再生成、反復によりPCのジッターを完全に除去できるという。それだけではなくUSB信号の再バランス化もおこないノイズをキャンセルさせる。USB3.0に準拠しており、USB2.0の10倍の5.0Gbpsの信号を扱える。『iUSBPower』にも搭載されていた「IsoGround」を継承しつつAuto/On USBパワー・ラインにより使い勝手を向上させている。

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