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2015.11.19

資生堂、加齢に伴う真皮の空洞化が顔のたるみにつながることを発見

資生堂、加齢に伴う真皮の空洞化が顔のたるみにつながることを発見

 資生堂は、加齢に伴い、肌内部の真皮が空洞化して脂肪に置き換わっていること、更に真皮が空洞化している人ほど肌の弾力が失われ、外見上も顔が大きくたるんでいることを発見したことを発表した。また併せて、国立がん研究センター研究所の落谷孝広分野長との共同研究により、皮下脂肪組織の間葉系幹細胞(以下、脂肪組織由来幹細胞)が真皮線維芽細胞の働きを高めてコラーゲンを生み出し、真皮のような構造体を厚くすることを見出した。今回の発見を踏まえ、同社が空洞化の改善を期待できる原料を探索したところ、シソ科植物の「ローズマリー」から抽出した成分に、脂肪組織由来幹細胞を引き寄せる効果があることがわかった。同社は、この研究成果を今後発売するスキンケア化粧品に応用していくとしている。

資生堂、加齢に伴う真皮の空洞化が顔のたるみにつながることを発見

■加齢に伴う真皮の空洞化

 肌内部の真皮は、コラーゲンや弾力線維で構成されており、皮膚に弾力を与え、顔の形状を支える重要な組織。しかし、加齢により真皮がどのように変化するのかは現在まで十分に解明されていなかった。今回、資生堂が30?50代の女性30名の頬を超音波で測定したところ、加齢とともに徐々に真皮が空洞化していることが明らかになった。

 また、真皮が空洞化している人ほど肌の弾力が低く、外見上も大きくたるんでいることが判明。この状態を詳細に観察すると、30代女性に比べて60代女性では真皮が大きく失われて空洞化し、脂肪に置き換わっていることがわかった(腹部皮膚組織)。

■脂肪組織由来幹細胞に新たな可能性

 同社は、真皮の空洞化を改善する方法として、脂肪組織由来幹細胞に着目。脂肪組織由来幹細胞は真皮の奥、皮下脂肪組織に存在する幹細胞だ。この脂肪組織由来幹細胞を真皮の細胞と共に培養すると、真皮線維芽細胞が活性化されてコラーゲンを生み出し、真皮のような構造体が厚くなることを発見した。また、シソ科植物の「ローズマリー」から抽出した成分に、脂肪組織由来幹細胞を引き寄せる効果があり、空洞化の改善が期待できることがわかった。

資生堂、加齢に伴う真皮の空洞化が顔のたるみにつながることを発見

 

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