
トリクルとは?
ネットオークション、フリマサービスを利用したことがある人ならわかると思うが、出品や発送作業はなかなか面倒だ。その煩わしい作業を一手に引き受けてくれるサービスが今年5月にリリースされた。
依頼すればスタッフが自宅までアイテムを取りに来て、代わりにネットオークションなどに出品してくれる。「取りに来る」から、サービス名は「トリクル」という。
集荷は土日もOKで、朝10~24時まで対応。気になる手数料は、売上額の30%と発送料だ。集荷日は直近2週間から選ぶのだが、サイトを見るとすべて予約で埋まっている(10月3日時点)。
「リリースして2週間で問い合わせ数は800件超、集荷点数は約1か月で1万点に上りました。20~40代の会社経営者やエグゼクティブな社会人に多くご利用いただいています。忙しい中、自分の時間や家族との時間を大切にしたい方に支持されています」
と話すのは、サービスを展開するスパイスのCOO・片山幸弥(ゆきや)さん。商品はカテゴリーに応じて販売先を変え、なるべく高く売れるところを選択するという。
今後はより多くの予約に対応できるように準備中だ。
〈DIMEの読み〉
決して安くない手数料だが、多忙なビジネスパーソンを中心に支持されている。最近は家事代行サービスが浸透しているが、“代行サービス〟にはまだまだ商機がありそうだ。
予約はサイトにて。電話番号を登録し、直近2週間から希望日時を選択する。http://triqul.jp/
【売却依頼が多いもの】
●ファッションアイテム
高級ブランドの時計や財布が多い。新しいものを購入した際に売却依頼を出すケースが多数。
●モバイル機器
使わなくなったという理由での売却が多い。一度の集荷で『iPhone』を5台出した人もいた。
●ゲーム機器
ゲーム機器は高値で取引され、状態が良ければ、『PlayStation 4』は新品価格の90%くらいの価格で売れる。
●エクササイズ関連商品
筋トレグッズの依頼も多い。『ワンダーコア』は出品すると、すぐに売り切れる。
取材・文/編集部