通信速度が遅いときの対処法
スマホを使っていて、通信速度が遅く感じたことはありませんか。実は通信速度が遅くなる原因はいくつかあります。
まず、使用している回線の速度がそもそも遅いケースです。利用している人が多い時間帯や場所だと、地域に基地局が少ない場合は混雑で遅くなることがあります。近くで大規模なイベントが行われている場合なども、影響を受けることがあります。
また、Wi-Fiを使用している場合はいくつか注意が必要です。一番注意したいのはルーターの設置位置です。PCやスマホとルーターの距離が大きくあいていると、電波が届きにくくなってしまいます。ドアの開閉によっても変わることもあります。なるべく近くで利用するようにしましょう。ほかには、電子レンジなどを近くで使用していると回線が不安定になるなどもあります。
また、上記以外では「通信速度制限」にかかっている可能性があります。
通信速度制限にかかったときの対処法
スマホには契約内容によって違いがありますが、月ごとに利用できる通信量が決まっている場合が多いです。規定の通信量を超過してしまうと、「通信速度制限」が適用されることがあります。
通信速度が下りで128kbpsまで低下しますので、前述の下りの数値(51.25Mbps)からすると非常に低い数値です。制限前を51.25Mbps(51,250Kbps)とした場合、およそ400分の1にまで減少していることになります。
この通信速度制限を解除する方法はいくつかあります。まず、通信量の追加購入です。キャリアごとに価格は変わりますが、追加でデータ量を購入することで通信速度制限が解除され、購入した分はスムーズに通信ができます。
ほかには自宅や街中のWi-Fiを利用する方法です。スマホをWi-Fiに接続すると、スマホの通信量を消費せずに通信することができます。難点としては場所が限られている点があります。また、街中の無料Wi-Fiスポットは利用者が多いと通信速度が遅くなる、セキュリティに不安があるといったデメリットもあります。
場所やセキュリティ面を考えるなら「ポケットWi-Fi」の利用がオススメです。端末を携帯していればWi-Fiが利用できます。ただし、月額料金がかかるポケットWi-Fi自体にも通信制限がある点には留意しましょう。以上が代表的な通信速度制限の対処法になります。
今回はスマホの通信速度について紹介しました。通信速度は利用しているキャリアだけでなく、場所や時間帯、回線の質によって変化します。サイトやアプリケーションを使って、自分の端末がどれくらいの通信速度があるのかを測定してみましょう。より速くするための改善点が見つかるかもしれません。
文/三浦修靖