スマホを使っていると、スムーズに画像や動画を読み込めるときと、そうでないときがありませんか。それは通信速度の違いが原因です。通信速度が良好なときは画像も動画もスムーズですが、通信速度制限に引っかかると一気に遅くなってしまいます。
今回はスマホの通信速度と、その測定方法、速度制限の対策についてご紹介します。
通信速度とその診断方法
まず、「通信速度」について説明します。一般的に通信速度とは「1秒間にやりとりができるデータ量」を指す言葉で、「Kbps」や「Mbps」などで表されます。Mbps>Kbpsで、数字が大きいほど大量のデータのやり取りを素早くできることになります。
また、通信速度は「上り」と「下り」の2つに分かれます。「上り」は「データを送信する速度(アップロード)」、「下り」は「データを受信する速度(ダウンロード)」を示し、一般的にページの読み込みが遅い、動画がスムーズに見られないなどの場合は「下り」の数値が低くなっていることになります。
簡単な通信速度の測定方法
では、使用しているスマホの通信速度を診断してみましょう。通信速度の測定の仕方はいくつかあります。PCの場合は通信速度を測定できるサイトが多数あります。数値のばらつきやサイトごとに違いがあるので、いくつか試して平均値をとってみましょう。一回の測定時間は1分ほどなのですぐできます。
スマホでも同じ方法でできますが、通信速度を測定できる専用のアプリがあるので、そちらがおすすめです。
通信速度を測定するアプリ
スマホのアプリを使って測定する場合は「Speedtest.net」が有名です。平均値などを見る機能などはついていませんが、ワンタッチですばやく測定できます。
千代田区神保町界隈のオフィス街で、ドコモ回線をAndroidスマホで計測してみたところ、登りが平均で31.175Mbps、下りが平均で51.25Mbpsとなりました。
ほかには「RBB SPEED TEST」も人気のアプリ。通信速度を測定して、その平均値を出すだけでなく、全国平均やキャリア、機種別の平均も閲覧できます。より詳しく通信速度について測定した人向けのアプリです。
スマホの通信が遅い場合は、アプリを使って通信速度を測ってみましょう。回線の変更などの対応策をみつけやすくなります。