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2018.11.04

器によって味わいが変わる!秋から冬に向いているビールの器は?

■連載/阿部純子のトレンド探検隊

五感を駆使して器のより異なる味の違いを知る

 キリンでは通常の無料の工場見学に加え、さらに深くビールを知ることができる有料ツアー「キリン一番搾りEP(エクスペリエンス)」(90分、岡山工場は100分/1000円)を取手、名古屋、岡山の3工場にて不定期で開催している。テイスティング、ペアリング、製法実験、仕込室入室見学など体験は多岐に渡るが、そのひとつ「器で変わるビールの味わいセミナー」を体験した。

 ビールセミナー担当の草野裕美さんの解説を聞きながら、最初は陶器、磁器、金属、木の4つの素材の違う器に一番搾りを注いで違いを体感する。条件を揃えるために500ml缶を4つの器に均等に、泡がしっかり立つように高い位置から注ぐ。上のスペースは少し空けておき、二度注ぎはしない。

 テイスティングは五感を意識しながら行う。視覚はビールの色合い、泡立ちの仕方、透明感を見て、聴覚は注ぐ音、炭酸の音を聴き、触覚はのどごしや舌ざわり、手に持ったときの温度感を意識する。味覚、嗅覚も原材料由来の香りが素材によって異なってくる。テイスティングが終了したあとに草野さんが好みの器を聞くと、陶器が一番多く他の容器は好みが分かれ木はいなかった。

〇陶器→泡をしっかり味わいたいときに

 参加者の一番人気が陶器。「香りがとてもいい。グラスで飲むよりまろやかに感じた」「泡がきめ細やか」などの意見が出た。陶器は“土もの”と言われる粘土質の土を練って作っている。今回は陶器の中でも粒子が粗い、釉薬をかけていない素焼きの器。触感はざらざらで表面の凹凸がクリーミーな泡を作るのを助けてくれる。表面積が多い部分に炭酸が弾けるので、炭酸が適度に調整されてまろやかな味に仕上がる。

〇磁器→すっきりと味わいたいときに

 私が選んだのは磁器。草野さんに印象を尋ねられ「冷たさがストレートに伝わる。金属も冷たさがあったが香りに金属臭が混じる。冷たくてさらりとした飲み口」と回答。他にも「すっきりとして飲みやすくなる」という意見が出た。磁器は粒子が細かい石の粉を練り上げた器で“石もの”と言われる。釉薬をかけているので表面がつるつるで、機能はガラスの器とほぼ変わらない。なめらかさが特徴で表面がつるりとしている分、陶器より炭酸の弾けが少なくすっきりとした味わいに仕上がる。唇に触れたときの冷たさが味わいのシャープさを生みだす印象に。磁器のすっきり感をより引き出すには、器に添わせるような感じで静かに注ぐと炭酸が抜けないので、キリッとしたシャープな味わいになる。辛い料理と合わせるときは、きりっとした飲み口の陶器や磁器がおすすめ。

〇金属→冷たさもしっかり感じたいときに

 熱伝導率の高さが特徴で、唇に触れたときの冷たさはダントツ。キンキンに冷やしたものを冷たいまま、のどごしで味わうには最適。ただ鍋など熱いものの近くに置くと、すぐにビールが温まってしまうので注意。

〇木→ゆっくりと味わいたいときに

 木は金属とは反対に熱伝導率が低く、器を手にしたときや唇に触れたときと、飲んだときの温度差に驚くユニークな器。木は中の冷たさを維持できるので秋から冬にかけてビールを楽しむときには最適。

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