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ノーベル賞受賞で注目が集まる「がん免疫薬」とは?

2018.11.01

ノーベル生理学・医学賞が発表され、京都大学の本庶佑特別教授と米国のアリソン教授が受賞したことを受けて、『がん免疫薬』に対して注目が高まっている。

そこで、三井住友アセットマネジメントはマーケットレポート「ノーベル賞受賞で注目が集まる『がん免疫薬』」を発表。今回は内容を抜粋して紹介していこう。

『がん免疫薬』は第4の治療法

免疫療法を応用した大型新薬を発売

これまでがんの治療法としては手術、抗がん剤、放射線治療があった。これに加えて、体に備わる免疫の仕組みを利用し、がんを攻撃する『がん免疫薬』は、第4の治療法として期待されている。

本庶氏が解明したのは、免疫細胞による攻撃からがん細胞が逃れる仕組み。免疫細胞の表面に免疫のブレーキ役を担うPD-1という分子を発見した。その後の研究で、それにふたをするとがん細胞を攻撃し始めることが明らかに。これを応用したのが、小野薬品工業の「オプジーボ」などの『がん免疫薬』だ。

「オプジーボ」は適用疾患の拡大により大型化

複数の企業が『がん免疫薬』を開発

小野薬品工業とブリストル・マイヤーズスクイブが共同開発した「オプジーボ」は、20年以上の時間と資金を費やし、京都大学と共同研究により2014年に発売に至った。希少疾患を治療できることから、当初は極めて高い薬価が付いたのだ。その後、薬価は引き下げられ、患者数の多い肺がんや胃がんへと適用が拡大し、大型新薬となった。

PD-1の経路を遮断してがんを弱らせる仕組みを利用する『がん免疫薬』を扱うのは5陣営あり、これらの医薬品だけでも今後世界で数兆円になると言われている。このうちトップを走るのが小野薬品工業などの「オプジーボ」。『がん免疫薬』はPD-1以外の分子をターゲットにした研究も進んでいる。

「オプジーボ」に続く新薬が開発されるかが注目される

世界の製薬大手は、短期志向の高まりから、開発よりも買収を積極的に進めている。しかし今回の「オプジーボ」は自社開発の重要性を浮かび上がらせた。新薬開発の難易度は格段に高まっており、長期に及ぶ開発期間や発売後の薬価の問題など製薬企業にとって課題は多いものの、今後も「オプジーボ」に続く優れた自社開発新薬を開発できるかが注目される。

※個別銘柄に言及しているが、当該銘柄を推奨するものではない。

関連情報/http://www.smam-jp.com/market/index.html
構成/編集部

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