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2018.11.03

外国人旅行者ガイドに聞く、リピーター観光客が求める意外な町歩きスポットとは?

小田急電鉄が、まちづくりの企画・設計・運営を手がけるUDSと、インバウンド向け旅行会社エリスタと組んで、小田急沿線のショートツアーを始めた。その名も「沿線の新たな魅力を発掘する4つの着地型ツアー」。そのひとつ、若者にも若くない人にも人気の下北沢ツアーを記者が案内してもらった。外国人旅行者に魅力をアピールするのはどんなポイントか? ツアーの中で探してみた。

下北沢をぶらつく日本リピーター。

欧米からのリピーターが求める町歩きとは

エリスタの岡久雅昭さんと小村晴美さんにガイドしてもらった。このツアーが想定している主要ターゲットは「30代の日本リピーター。主に欧米人」(岡久さん)だという。

東京のメインスポットはひととおり見た、東京スカイツリーも登った、浅草寺の仲見世も歩いた、銀座にも行った人たちである。欧米からのリピーターは東アジアからのインバウンドと違い、「近いし安いから」「買い物したい」という動機から来るのではない。わざわざ、相当な金額をはたいて遠くから来る。

「それなりに時間とお金にも余裕がある人たちが多いとみています」(岡久さん)

そんなリピーターが求めるのは「もっとディープな日本」だ。

「地元の人が行く場所に足を踏み入れてみたい。特に下北沢ツアーに申し込む人は、古着屋の街、サブカルの街を期待して来る方が多いと思います。ブランドショップやチェーン店ではなく地元の人しか行かないようなお店に行きたい。さらには“夜の町”を歩きたいという要望もあります」(小村さん)

こうしたニーズに応え、下北沢ツアーは夕方5時、スタートになっている。ネオンがまたたき始めるトワイライトタイムだ。

ふだんは英語でガイドされるが、今日は英語に不慣れな記者向けに日本語で説明してもらった。

ツアー開始直後、ガイドが向かうのは、日本人でも「え?」と思うような暗い路地。もともとシモキタは路地の多い町だが、そこはまさに地元の人しか通らない道。下北沢ツアーに参加する旅行者なら、こういう路地が好きそうだ。

「いくら安全というイメージがあっても、外国人の旅行者からしたらやはり知らない路地には入りにくいですよね」(小村さん)

いきなりガイド付きの強みを実感させるツアー構成といえる。

銭湯、自販機、ゲーセン、パチンコ……リピーターがSNSに投稿したがるポイント

「みなさん、すごくたくさん写真を撮りますね。一眼レフを首から掛けてくる方もいますし。撮ってすぐインスタやフェイスブックに上げたいみたいです。なので、ところどころインスタスポットといいますか、カメラスポットは意識しています」(小村さん)

リピーターにとって何が魅力的に見えるのか、参加者が足を止めるポイントでわかる。

1.銭湯を改築した古着屋

リピーターにとって「日本の若者に人気の**店で買った」はうれしい思い出。

暗い路地を抜けたあとに、シモキタでも人気の高い古着屋に到着。昔、銭湯だった所をリフォームしており、床には銭湯時代のタイルや排水溝がそのまま。かつて脱衣場に置いてあったとおぼしきマッサージ機も残っていて、昭和の風情を漂わせている。

「外国の方は銭湯は聞いたことはあっても見たことがない人がほとんど。とても喜んでくれます。マッサージ機を見て、コレは何だ!? と写真を撮っていかれます」(小村さん、以下同)

今や銭湯は日本人にとってもレトロだが、日本人にとってレトロなものはリピーター外国人にとっても面白いようだ。

2.納豆の自動販売機

納豆自体はシモキタと縁が深いわけではないが、ここのポイントは自動販売機だ。

「どうしてこんなに自動販売機があるの? という質問が多いですね。すごく不思議みたいですよ、自動販売機の存在が。置いておくだけで商売になるし、災害時にはフリーになって非常食の役目をしますと説明すると、感心したような顔をされます。ほかにもお酒やラーメンの自動販売機の写真をお見せすると驚かれます」

どこでも見かける自販機の列が人気スポット。

ツアー参加者は自販機が何台も並んでいる所を通りがかると喜んで写真を撮り、インスタに投稿するという。ただし、「自販機で買いたがるかというとそういうわけではないですね。ひたすら珍しがって写真を撮っています」とのこと。自販機で買えるようなら「日本ツウ」かも。

3.ゲーセン、パチンコの前を通るだけで興奮

次にシモキタに昔からあるゲームセンターをのぞく。

「ゲーセンは人気高いですね。特にこのゲーセンは昔ながらの雰囲気があるのでさらに喜ばれます。このちょっと薄暗い感じもいいみたいですね」

昔ながらのゲーセンが人気。

「意外なのがパチンコ店です。たしかに欧米にはありませんから珍しいんでしょうね。あのジャラジャラした音とか。外装も目を引くようですよ」

たしかに扉が開閉するたびにジャラジャラジャラチーン! みたいにもれ出る盛大な音は、初めての人からすれば何ごとかと思うだろう。

「はじめは何の建物かわからなかった」という旅行者が多いパチンコ店。

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