海外でのクレジットカードの使い方と注意点
今や海外旅行・出張に行く際、クレジットカードは必須といっていいだろう。わざわざ両替所に行く手間も省けるだけではなく、現金がなくなったいざという時に重宝する場面も多い。
もちろん、海外でクレジットカードを使うと、現地通貨→日本円の両替が自動で発生し、そこに手数料1.6-2.0%ほどが乗せられる仕組みになっているが、各カード会社が大企業の強みを活かして薄利多売で両替をしてくれるため、カード手数料は実は相当安く、両替所よりもはるかにレートが良い場合が多い。つまり、為替両替の手数料が安く抑えられるのも、クレジットカードでの支払いの利点といえる。
ただ、海外でクレジットカードを利用する際はスキミングのリスクなどもあるので、ある程度しっかりしたホテルやスーパー、レストランなど場所を考えて利用した方がいいだろう。
クレジットカードの海外旅行保険の使い方
クレジットカードに海外旅行付帯保険が付いているものはご存知だろうか?
カードに保険さえ付いていれば、いざ盗難にあった時や病気になったときにその保険が適応される仕組みになっており、航空券や海外ツアーを予約する際に、海外保険の加入を勧められるが、海外保険付きクレジットカードだとその必要はなく、海外保険の費用を浮かせることができる。
クレジットカードの種類によって、自動付帯(特に何もしなくても、自動的に保険が付くもの)と、利用付帯(旅行費や交通費などをそのクレジットカードで支払うと保険が付くもの)の2種類があるが、一般的には自動付帯のものが多い。ただ、海外旅行付帯保険は渡航3か月間のみ有効ということが多いので、それ以上の滞在の場合や危険な場所に行く場合は別途海外保険加入をおすすめする。
“現金派”の方も一度使ってみては?
これまで説明してきたように、クレジットカードは1枚持っておくだけで、とても便利な代物だ。利用の際には、確かに注意点もいくつがあるが、“現金派”を貫いている人も一度、クレジットカードを利用してみてはいかがだろうか?
文/praia