人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース
2018.10.24

今夏の東京の記録的猛暑、外国人はどう感じた?

記録的酷暑に見舞われた、2018年・夏の東京。長年日本に暮らす日本人でさえ、あまりの暑さに音を上げていたのは記憶に新しいが、日本在住の外国人たちはどのように感じたのだろうか?

今回、東京の夏を経験したことがある外国人と日本人を対象に、「東京の夏の暑さとスポーツ」に関する意識調査が行われたので、早速、紹介していきたい。

東京の夏、外国人のほぼ全員(96.7%)が「暑い」

今年は酷暑の夏となったが、外国人は東京の夏の暑さについてどう感じているのだろうか。「あなたは東京の夏(屋外)の暑さをどう感じますか」と聞いたアンケートでは、ほぼ全員(96.7%)が「暑い」と回答した(図1)。また、約半数(48.0%)は「耐えられないくらい暑い」とまで感じているようだ。

来日前に東京の夏の暑さについて何らかの予備知識を持っていた人は約6割(56.7%)に留まった。東京の暑さは来日前の想像を超えるレベルだったようで、約8割(77.3%)が「想像していた以上に暑くて驚いた」と回答している(図2)。

アジア・オセアニア、中東・アフリカ出身の外国人の回答結果を見ると、東京の夏は「耐えられないくらい暑い」と回答した人は相対的に少なく、出身国の暑さも厳しいことが伺えるが、「想像していた以上に暑くて驚いた」と回答した人は多くいた。来日前に東京の暑さのことを少しでも知っていれば、持ち物の準備や旅行の計画をする際に役立つこともあるはず。今後、来日を検討している外国人に向けて東京の夏の暑さについて情報発信することがますます重要になるだろう。

東京の夏が暑いと感じるのは「湿度が高い」が最多(87.6%)

外国人が東京の夏を暑いと感じるのはなぜだろうか。「あなたが東京の夏(屋外)を暑いと感じる理由はなんですか」と聞いたアンケートでは、約9割(87.6%)が「湿度が高い」と回答(図3)。「気温が高い」を抑えて最も多くなった。

東京の夏で「熱中症」と思しき症状が現れたことがある外国人は約4割(41.3%)

<本調査における「熱中症」の定義>

「熱中症」とは、汗をかくことにより体内の水分や塩分が失われるなどして、体温の調節ができなくなって起こる障害の総称。本調査では以下のすべてを「熱中症」の症状に含めると明らかにした上で回答を依頼している。
●めまい、失神、筋肉痛、筋肉の硬直、手足のしびれ、気分の不快といった軽症
●頭痛・吐き気・嘔吐・倦怠感・虚脱感といった中等症
●意識障害、けいれん、手足の運動障害、高体温、肝機能異常、腎機能障害、血液凝固障害といった重症

記録的な酷暑となった2018年。7月の熱中症救急搬送者数は前年同月の2倍以上となる5万4,220人で、1ヵ月間の人数としては2008年の調査開始以降で過去最多を記録したこともあって大きなニュースになった。熱中症で救急搬送された人だけでもこれだけの人数がいるということは、病院に行かずとも熱中症と思しき症状が現れた人は多くいるだろう。

そんな中、東京の夏を体験した外国人のうちどのくらいの人が「熱中症」になっていたのだろうか。「あなたは東京で、夏に『熱中症』の症状が現れたことがありますか」と聞いたアンケートでは、「医師に熱中症と診断されたことがある」または「熱中症の症状が現れたことがある」と回答した日本人が28.0%だったのに対し、外国人は約4割(41.3%)にも上った(図4)。

特に外国人女性は半数以上(52.0%)が「医師に熱中症と診断されたことがある」または「熱中症の症状が現れたことがある」と回答しており、外国人男性よりも20ポイント以上高くなっている。また、日本人女性と比べてみても20ポイント以上高いという結果に。高温多湿の日本の夏には、特に注意が必要と言えそうだ。

なお東京で「熱中症」になったことがあると回答した外国人41.3%(62人)のうち、日本以外でも「熱中症」になったことがある人は25人に留まり、約6割の37人は東京の高温多湿な空気環境によって初めての「熱中症」になったと回答した(図5)。

観光庁は自然災害の多い日本で訪日外国人旅行者が安心して旅行できるよう、気象警報や熱中症情報などをプッシュ配信する情報提供アプリ「Safety tips」を提供している。外国人が日本で快適に過ごすためには、こうした情報発信の取り組みが、今後ますます重要になりそうだ。

東京の夏の不快エピソード「サウナに入っているよう」「通勤は悪夢」

高温多湿な東京の夏。外国の方はどんな時に「不快」な思いをしているのだろうか。「あなたが東京の夏で特に不快に感じていることや、不快に感じたエピソードがあれば教えてください」(自由記述式回答)と聞いた調査では、多くの方が湿度の高さや、風を感じないことが不快であると回答。シーンとしては東京ならではの満員電車のエピソードが多くあった。

<主な回答>

●本当に蒸し暑いです。暑い気候は気にしませんが、湿度にはまいります。(モロッコ出身/男/45歳)
●あまりに暑いので、時々サウナに入っているように感じます。(ベナン出身/男/36歳)
●湿度のせいで特にひどさを感じます。通勤は悪夢です。(アメリカ出身/女/37歳)
●私の友人は暑さのため駅でめまいを感じ、ほぼ気絶状態になりました。(フィリピン出身/男/32歳)
●今年の暑さはひどすぎました。湿度と風がないことで、疲労が増しました(インド出身/女/29歳)

東京の夏 ホットスポットNo.1は「渋谷」/クールスポットNo.1は「ショッピングモール」

外国人にとって、東京の夏の暑さを象徴するホットスポットはどこなのだろうか。「あなたが夏に東京都内で暑いと感じる場所はどこですか」(自由記述式回答)と東京のホットスポットを聞いたアンケートでは、最も多かったのが「渋谷」で、以下「新宿」「どこでも暑い」が続いた(表1)。

反対に「あなたが夏に東京都内で涼しさを感じる場所はどこですか」(自由記述式回答)と聞いた調査において、最も多かったのは「ショッピングモール・店舗」で、以下「公園」「寺社仏閣」が続きました(表2)。別添・専門家の声(1)で田中先生からのアドバイスにもある通り、長時間屋外にいて体調を崩しそうなときは、屋内のエアコンが効いた「ショッピングモール・店舗」などで体を休めることも有効だ。

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2018年11月16日(金) 発売

DIME最新号の特別付録は「ゴルゴ13」のオリジナル万年筆!大特集は「2018年ベストヒットランキング」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ