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2018.10.25

11日9日公開「生きてるだけで、愛。」がロンドン・レインダンス映画祭に凱旋

■連載/Londonトレンド通信

 第26回レインダンス映画祭で、関根光才監督の初長編監督作『生きてるだけで、愛。』ワールドプレミアが開催された。

 このプレミアは、関根監督にとって凱旋とも言えるもの。映像クリエーターとして広告映像、ミュージックビデオなどの分野で活躍する関根監督が、そのきっかけをつかんだのがまさにこのレインダンス映画祭だったからだ。

 レインダンス映画祭は、ロンドンで9月から10月にかけて開催されるヨーロッパ最大級のインディペンデント映画祭。

 関根監督が、初監督短編映画『RIGHT PLACE』で参加したのは2005年のことだった。それがフィルム・オブ・ザ・フェスティバルを受賞し、翌年のレインダンス映画祭トレーラーを制作することになる。

 『Daughter』と題されたそのトレーラーは、撮る父と撮られる娘の微笑ましいホームビデオ撮影風景が意外な展開となるユーモラスでリズミカルな作品だ。そして、今度はその『Daughter』がカンヌ国際広告祭のヤング・ディレクターズ・アワードでグランプリを獲得し、今に至っている。

 上映前に登壇した関根監督は、「みなさんに迎えていただけて光栄です。あれから13年になります。私にとって、レインダンス映画祭はキャリアのうえで特別なものです」と2005年当時を振り返りつつ、挨拶。上映後は、主演の趣里も加わり、観客からの質問に答えた。

関根光才監督(左)、趣里(右)

『生きてるだけで、愛。』は本谷有希子による同名小説の映画化で、趣里が鬱と過眠症を患う主人公の寧子、菅田将暉が同棲相手の津奈木を演じるほか、仲里依紗、西田尚美、松重豊、石橋静河、田中哲司、織田梨沙らが出演。

 苦しむ寧子を受け止める津奈木も、文学を志すも現状はゴシップ記事をまとめあげる毎日、しかもオーバーワークが続き、ストレスと疲れをためていく。2人のギリギリの状況を描きながら、笑わせる場面もはさみ、緩急のバランスよく最後まで観せきる。

 長編第一作としてこの小説を選んだ理由を関根監督は、「彼女は素晴らしい作家です。とてもエモーショナルでパワフルです。これは彼女が若い時に書いた小説なので、いっそうのこと、フラストレーション、社会に対する怒りを抱えているかのようです。多くの若い人が感じるであろうものです。そこに強く惹かれました」と説明。

 誰とも分かち合えない孤独と苛立ちを抱えた寧子を、大胆かつ繊細に演じた趣里は、「鬱の人はこうとか、そういうことは考えずに、とにかく、まずは脚本の中の寧子を理解しようとしました。そうすると、必然的に自分と向き合うことになりました」と語った。

『生きてるだけで、愛。』より

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