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2018.10.24

【意外と知らないバイクのこと】乾燥重量って何?

A:バイクがカラッカラに干からびた状態の重さです

人間は体重の60%前後が水分と言われています。そしてバイクの中にも、水分というか、液体がたくさん入っています。ガソリン、エンジンオイル、冷却水などを抜き、カラッカラに干からびた状態で計測した車重を「乾燥重量」と言います。かつてはこの数値がカタログなどに記載されていました。

果たしてバイクに「干からびる」という表現が適しているかは不明ですが、重要な役割を果たす液体が入っていないバイクは、文字通り干からびたかのように動きません。ではなぜ、動かない状態のバイクの重さを計測・記載していたのでしょうか?

それは、「軽さ=高性能の証」だったからです。各メーカーがしのぎを削って高性能化を図っていた時代は、ユーザーもスペックを隅々まで眺め、比較検討したものです。中でも重量が軽いことは非常に重要視され、各メーカーはさまざまな軽量化技術を開発。さらに激化する性能競争の中で「少しでも軽い数値を記載したい」と、ブレーキ液やバッテリーの電解液、サスペンションオイルまで抜き、干からびた以上のカラッカラ度合いにして重量を計測するに至りました。

しかし、そんなミイラみたいなバイクの重量表記が、ユーザーにとって有益な判断材料になるはずもありません。国内メーカー申し合わせのうえこれを廃止し、現在、国産車の重量表記は装備重量(ガソリン満タン、その他液体も入っていて、そのまま走り出せる状態)に統一されています(「車両重量」と表記されている場合もあります)。

海外メーカーのウェブサイトを確認すると、ハーレー、BMW、ドゥカティ、アプリリア、トライアンフは車両重量、KTMは乾燥重量となっています。KTMの競技用車両は同社のキャッチフレーズにならい「READY TO RACE重量(燃料なし)」と表記されているのが面白いところです。

バイクの重さが、性能の一端を示す数字であることは事実です。軽ければ高性能だったり、取り回しやすかったりするのも確か。でも、実際に乗ってみてのフィーリングは、軽ければよい、もしくは自分に合うとは限りません。バイク選びの際には、カタログスペックに迷わされることなく、フィーリングの合う・合わないを重視した方が、きっと幸せになれます

文/高橋 剛

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