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情緒ある町並み、伝統芸能の神楽などひと味違う広島県安芸、芸北の観光スポットの魅力

2018.10.21

幻の郷土料理「魚飯」

「魚飯(ぎょはん)」は竹原の塩田文化を象徴する食べ物で、竹原だけでしか食べられない郷土料理。塩田が昭和初期に廃止されたときに魚飯も消えたが、近年地元の有志によって復活したため幻の郷土料理と呼ばれている。

 店によって内容は若干異なるが、胴丸(トラハゼ)やタイ、メバルなど尾頭付きの白身魚を浜焼きにして身をすり身に、残った尾頭や骨は素揚げにして、地元のタケノコやシイタケ、錦糸卵、エビなどを添え物にする。具材、好みの薬味を自由にご飯にのせて、使った魚の骨から取っただし汁をかけていただく。ご飯のおかわりは自由。イメージとしてはひつまぶしで、さまざまな具材をあっさりとした味のだし汁でお茶漬けのようにいただく。地元のお酒ともよく合う一品だ。

 魚飯は竹原市内では6店舗(「味いろいろ ますや」「瀬戸内ゴルフリゾート」「休暇村 大久野島」「美食酒家 とん吉」「のんびり亭」「魚どころ 磯っ子」)で食べられるが、手間がかかる料理なので必ず事前予約を。今回はそのうちの一軒「味いろいろ ますや」の魚飯を、竹原市重要文化財「森川邸」でいただく。森川邸のお座敷で庭を眺めながら魚飯に舌鼓を打つ極上の時間を満喫した。

 町並み保存地区をガイド付きで散策、その後森川邸で魚飯をいただく3時間ほどのツアーを竹原市が主導して企画中とのことで、実現したらぜひおすすめしたい。

大久野島(竹原市)

 瀬戸内海に浮かぶ周囲3.4㎞の小さな島に、約700羽の野生のうさぎが生息する別名「うさぎ島」。SNSで発信されてから世界中で知られるようになり、年間35万人が訪れる中で1.5万人が海外からということで外国人も多く見かける。町並み保存地区から車で約15分の場所にある忠海からフェリーに乗り、15分ほどで大久野島に到着する。

 フェリー乗り場最寄り駅のJR呉線・忠海駅は7月の豪雨災害の影響で、2018年12月まで運休しているが、それでも平日に関わらずフェリー乗り場は長蛇の列。週末や大型連休中はフェリーに乗るだけで2~3時間待ちということもあるそうだ。

 島内のうさぎは野性なので人間の食べ物を与えるのは禁止。フェリー乗り場にうさぎ用のえさ(ペレット)が販売されている。島内では販売していないので、うさぎと交流したいのならペレットを事前に購入しておこう。

 島に着くと、いるいる!あっちこっちにうさぎがいる!思わず駆け寄ってしまうが、野生のうさぎなので、頭を撫でたり、抱きかかえないのが原則。手を伸ばすと噛まれることもあるので、特に小さい子どもの場合は注意して。

 島内には宿泊施設「休暇村 大久野島」があり、大久野島のフェリー乗り場から休暇村まで無料バスが運行している。おすすめはレンタサイクルでの島めぐり。島内を30分ほどで1周できる。うさぎの習性として周囲1㎞ほどを縄張りとしており、人が多い休暇村近辺のうさぎはいつもお腹いっぱいで寄ってこないこともある。逆に島の北側は人があまり来ないことから、人を見つけると多くのうさぎが寄ってくるので、レンタサイクルで周遊すればよりうさぎとの交流が楽しめる。また、うさぎは夜行性で夜や朝は活発に跳ね回るので、うさぎをたくさん見たい!という場合は泊りがおすすめ。

 大久野島は昭和20年まで旧陸軍の毒ガスの製造を行っており、敵に知られないように地図から消された島としても知られる。砲台跡、発電場、毒ガス貯蔵庫が残されており、毒ガス資料館もある。うさぎの可愛らしさについ目が行くが、日露戦争、第二次世界大戦、朝鮮戦争と3つの戦争に関わったダークツーリズムの一面も持つのが大久野島だ。

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