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2018.10.22

スティーブ・ジョブズシアターのiPhone発表会で感じた違和感

■連載/法林岳之・石川 温・石野純也・房野麻子のスマホ会議

 スマートフォン業界の最前線で取材する4人による、業界の裏側までわかる「スマホトーク」。今回はスティーブ・ジョブズシアターでの発表会について、現地取材のメンバーと共に議論します。

インフルエンサーたちも集まった発表会

房野氏:例年通り9月に米国Appleの発表会が行れました。今回はいかがでしたか?

房野氏

石川氏:うーん、そうですねぇ、去年植えた樹木が定着して、肥料の匂いもなくなり……。

石川氏

法林氏:そこ?(笑)

法林氏

石川氏:だいぶ自然な感じで落ち着いていて、1年経ったなと思いました。発表会自体は、壮大な答え合わせというか、事前に漏れていた情報をすべてなぞっている感じだった。それを良しとするかどうかは微妙。ただ、中国方面のケースメーカーなどから情報が流出するのは分かるんですけど、今回はApple Watchの公式画像っぽいものが流出し、さらにオフィシャルなURLが出てしまった。iPhoneの名前が何になるのかが注目だったのに、それも分かってしまった状態で発表会が始まったので、本当に壮大な答え合わせだなって感じがしました。また、今年はInstagramをやっているインフルエンサー的な感じの人がかなりいた。Appleもそれに乗って拡散したがっているのかな、これも1つの戦略なのかなと思いました。

石野氏:そして、インフルエンサーは、なぜか我々よりも早く写真をアップできていた。

石野氏

法林氏:「ベテランの長文より女の子の写真一枚の方がよっぽど説得力がある」って言っていたライターがいたけれど、文章を書く人間が、あんなことを言ってはいけないね。インフルエンサーを起用したAppleのアプローチは理解できないわけではないし、1つの方法だと思うんだけど、ライターとして事実を正しく伝える仕事があるわけなので、それを全否定してはいけない。

石野氏:悔しいと言うなら分かるけど。

石川氏:それだけで食っていけるのかってこともあるし。インフルエンサーたちは、どういうビジネスモデルで成り立っているんだろう。我々だったら書くことによって原稿料が入るけれど、Appleがあの人たちを招待したとして、Instagramに写真を上げてもお金は発生しないでしょ。

法林氏:海外旅行ですよ。ハリウッド映画のプレミアのレッドカーペットを取材に行きませんかみたいな、そんなノリですよ。

石野氏:インフルエンサーたちは、写真を投稿することによってフォロワーが増える。で、タイアップのときのギャラが上がったりする。

石川氏:アメリカのYouTuberは、単純に自分で動画を上げて、見られることで広告料が入る。日本のYouTuberだと、たぶん、取材したことでビューが増えるメリットよりも、ギャラを求める。

法林氏:その時代ごとに、いろんな職種の人が出てくる。スポーツ選手が芸能事務所とマネジメント契約するのも、今となっては当たり前のこと。それはさておき、石川君が@DIMEに書いた記事(アップルがソーシャルメディアのPRを重視する本当の理由とは?)はすごく納得した。ただ、日本での反応は、どうしようもないものもあれば、新聞やテレビの反応で「?」というのもあった。

石野氏:面白かったのは、価格を発表した瞬間にみんなシーンとしていたこと。高くない? っていう気持ちが表れていた。普通、価格の発表は拍手が起こるポイントだと思うんですけど、みんな凍りついていた。

法林氏:タッチ&トライコーナーでティム・クックとジョナサン・アイブが端末かなんかを指差していた写真が出回っていたけれど、あのシーンは実際にあったの?

石野氏:あったんじゃないですか、誰も気が付かなかったけど。

石川氏:たぶん、いたんじゃないですかね。

石野氏:去年はそういう写真を撮りまくったんですけど、今年はそんな余裕がなくて撮れませんでした。

法林氏:3キャリアの社長は?

石川氏:2キャリアの社長はいました。

石野氏:ソフトバンクは副社長の榛葉さん。

法林氏:榛葉さんと(KDDIの)髙橋さんが初参戦か。

石野氏:そうですね。ドコモの吉澤社長を含め3人が並んだところを写真に撮りました。ニコニコしていたけれど、発売イベントでは4年縛りがどうとか言っちゃうわけですよ。

法林氏:反応はどうだった?

石川氏:発表会が終わった後は会えなかったので、コメントをもらえなかったんですけど……。

法林氏:KDDI前社長の田中さんは、行くとめっちゃテンションが高かったじゃん。それに対して髙橋さんはどうだった?

石野氏:髙橋さんはApple Watchをずっと見ていて、これいいねって言っていました。

房野氏:そういえば髙橋さんはランナーですよね。

法林氏:そうだね。

石野氏:「au Smart Sports」をやっていた。端末だったら「Sportio」とか。だから何か感じるところがあったんじゃないかなと。

法林氏:「Run Pit」(皇居ラン用のランナーズスペース)も作った。

石川氏:Tシャツ姿でフォトセッションしましたね。

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