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2018.10.19

オーガニック食品を購入すると利己的人物になる?

 その人物がどんな人なのか、その“本性”を知ってみたいなら、判断を急かしてみることでその人の基本的な性質がわかるのかもしれない。2秒以内に判断してもらうことで、その人物が利己的なのか奉仕的なのかが分かることが最近の研究で報告されている。

時間的プレッシャーで“本性”が明らかになる?

 社交的、慈善家的にふるまっている人物が本当に利他的な性質を持っているのか? それを見極める良い方法があるという。「独裁者ゲーム」で2秒以内に手を判断してもらうのだ。

 中国・浙江大学(Zhejiang University)と米・オハイオ州立大学の合同研究チームがこの9月に「Nature Communications」で発表した研究では、素早い判断を求められた際には利己的な人物はより利己的な判断を下し、奉仕的(pro-social)な人物はより奉仕的な意思決定を行なうことを示している。そして判断に際してたっぷり時間が与えられた場合は、利己的な人物は逆に奉仕的になり、奉仕的な人は利己的になるというから興味深い。

 ドイツとアメリカの大学生102人(男子46人、女子56人)が参加した実験では、学生たちに行動科学系の実験でよく使われている「独裁者ゲーム(dictator game)」を200回にわたってプレイしてもらった。

NNR」より

 独裁者ゲームとはお金を与えられた親(独裁者)が、顔の見えないパートナーに対してその中からいくらのお金を分け与えるかをその都度決めてもらうシンプルなゲームである。与える金額はまったく自由で“0円”でも全額でもよいのだが、これまでの研究で例えば1万円与えられた独裁者は平均で2千円を見知らぬパートナーへ分け与えることが突き止められている。

 平均以上の金額を分け与える者は奉仕的人物と見なされ、平均以下しか与えない人物は利己的人物と定義されるわけだが、今回の実験では金額を決める時間において2秒以内、10秒以内、無制限という3つの条件が用意されてランダムに割り振られた。

 収集したプレイデータを分析したところ、2秒以内の判断において利己的な人物は分け与える金額をより渋るようになり、奉仕的な人物はより気前がよくなっていることが浮き彫りになったのだ。

 そして興味深いことに時間無制限の判断においては、利己的な人物は普段よりも奉仕的になり、奉仕的な人物は珍しく利己的な意思決定を行なっていることも明らかになった。

 ともあれ、時間的プレッシャーがある状況下での判断にはその人物の“本性”がよくあらわれるということになる。こうした機会にあらわれるその人物の意外な“本性”に驚かされることもあるかもしれない。

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