ビジネスパーソンが読んでいる本のジャンル、1位はダントツで「小説・物語」(64.3%)
普段読んでいる本のジャンルを聞いたアンケートにおいて、全体のトップ5は「小説・物語」(64.3%)、「ビジネス書」(28.0%)、「漫画」(27.1%)、「ノンフィクション・エッセイ」(25.8%)、「歴史・地理」(24.8%)だった。
それぞれの回答を見ると、『起業経験者』は「小説・物語」(53.9%)、「ビジネス書」(42.1%)、「歴史・地理」(30.3%)が、『副業経験者』は「小説・物語」(63.0%)、「ビジネス書」(45.1%)、「ノンフィクション・エッセイ」(37.0%)が、『転職経験者』は「小説・物語」(68.5%)、「ノンフィクション・エッセイ」(30.5%)、「ビジネス書」(29.2%)が、『いずれの経験もない人』は「小説・物語」(60.5%)、「漫画」(27.5%)、ビジネス書(24.9%)がそれぞれトップ3という結果に。「歴史・地理」のジャンルを比較的読んでいる起業経験者たちは、歴史の中の偉人や出来事から学ぶことがあるのかもしれない。
ビジネス書を読んでいる人の43.9%が、「スキルを磨くのに役立った」と回答。
ビジネス書を読んでいる人に、ビジネス書がどのように役立ったかを聞いたアンケートにおいて、全体のトップ5は「スキルを磨くのに役立った」(43.9%)、「会話の話題作りに役立った」(28.6%)、「業務の効率化に役立った」(25.7%)、「仕事とプライベートを両立するのに役立った」(21.1%)、「上司や部下との人間関係を築くのに役立った」(19.3%)でした。スキルアップを求めてビジネス書を読むのもさることながら、ビジネス書から得られる知識は仕事上の会話でも役立つケースが多いようだ。
『起業経験者』は「取引先との人間関係を築くのに役立った」と回答した人の割合が高く、4割を超えていた(43.8%)のも特徴的。独り立ちする上での取引先との関係構築にもビジネス書は一役買っているようだ。なお、『いずれの経験もない人』では、「まだ効果は感じていないが、今後実践して役立てたい」と回答した人が3割以上(31.6%)に上り、ビジネス書の知識をまだ生かせていないと思っている人が多いという結果が出た。
楽天ブックスで売れたビジネス書トップ10のうち、ビジネスパーソンがもっとも影響を受けた本は『10年後の仕事図鑑』(著:堀江 貴文、落合 陽一)
ビジネス書を読んでいる人に、楽天ブックスで売れているビジネス書トップ10を提示し、影響を受けたビジネス書があるかどうか聞いたアンケートでは、1位に挙がったのは『10年後の仕事図鑑』(著:堀江 貴文、落合 陽一)だった。2位は『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』(著:河合雅司)、3位は『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』(著:佐藤 航陽)で、今後ますます変化するであろう世の中や働き方を先取りし、来るべき環境に備えていこうという心意気が見て取れた。この回答に関しては、『起業経験者』、『副業経験者』、『転職経験者』、『いずれの経験もない人』の間で大きな違いはなかった。
ビジネス書を読んでいる異性へのイメージ、トップ3は「意識が高そう」(37.3%)、「仕事が出来そう」(21.7%)、「真面目そう」(20.7%)
最後に、読書状況に関わらずビジネスパーソン1,000人に対して、ビジネス書を読んでいる異性へのイメージ調査が実施された。男女別に見ると、「意識が高そう」(男性35.0%、女性39.6%)、「話が長そう」(男性6.6%、女性10.8%)、「出世しそう」(男性6.0%、女性10.6%)の3項目が、女性が男性より4ポイント以上の差をつけて選択した回答だった。ビジネス書を読むのが好きな人は意識が高いのは良いことだが、話が長くならないよう気を付けた方が良いかもしれない。
<調査概要>
調査名:「ビジネスパーソンの読書の実態調査」
調査対象:仕事をしている20代から60代の男女1,000人(男性500人、女性500人)
調査期間:2018年9月6日
調査方法:インターネット調査 (調査機関:MMD研究所)
※ 本調査レポートの百分率表示は四捨五入の丸め計算を行っており、合計しても100%とならない場合がある。
出典元:楽天株式会社
構成/こじへい