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台湾の「下町ロケット」だ!人情、情熱、スピードで世界をリードするモノ作り現場に潜入

2018.10.13

プラ部品の成形は設計が8割!

続いてやってきたのは、ネジやLEDレンズといったプラスチック部品、スマホケースなどのカスタム製品の製造を行っている「謹良實業股份有限公司(Gin Lian International)」。創業は1986年、ここ台北の工場のほか、中国に2か所の工場を構え、デルや鴻海といった大手メーカーと取引しています。
「われわれのような小さなスタートアップ企業も大手と平等に扱ってくれますし、何よりも品質の高い金型を作ってくれる。金型を作るスピードは中国・深圳の工場のほうが速いですが、デザイン通りにならず、結局管理コストが高くなってしまう。ここは、デザインの通りやってくれますし、設計に関するアドバイスももらえる」(古哲明さん)

 単にデザインを元に金型を起こすのではなく、DFM(Design For Manufacture)=成形や加工などの製造性を考慮して設計を行う。たとえば上の図面では、金型から抜きやすくするために角度を付けている(黄色の部分)。こうしたアドバイスによって、多少時間はかかっても製品の完成度が高められます。

作成した金型で試作した製品を拡大して確認。何度も修正しながら、量産のための最終版に持っていく。

台湾の工場には射出成形のマシンが13台ある。

射出成形の仕組み。原料となる樹脂のチップを加熱して溶かし、圧力をかけて金型に送り込む。冷えて固まると成形品となる。

成形した部品をニッパーで切り離し、不良がないか確認する。

2時間に1回、画像による品質確認を行っている。

これが『SESAME mini』の金型。普通はなかなか見せてくれない部品製造の心臓部です。

と、ここまでが前編です。プラ部品ってバカにしがちだけど、金型など設計の過程を知るとありがたみが出てきますね。後編では、塗装、電子基板の製造、組み立ての工程を紹介します。では、また。

取材・文/小口 覺

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