自由度の高いクルマの旅。なかでもキャンピングカーは身体をフラットにして眠れるので疲労がたまりにくいと人気だ。ところで、キャンピングカーにはどんな種類があるのだろう。おすすめのキャンピングカーと内装をまとめてみた。
居住性重視! 広々と過ごしたい人におすすめの「キャブコン」
キャブコンとは、キャブ付きシャシーに居室を架装したキャンピングカーで「キャブコンバージョン」の略。北米では「クラスC」とも呼ばれている。
いろいろな架装を施して重量が増しても十分な耐久性と制動力を持ち、大容量オルタネーターを採用したキャンピングカー専用シャシー(カムロードやビーカム)を用いており、キャブの上にもロフトのような空間を確保して限られた空間を最大限に活用しているキャンピングカーが多く、ダイネット(ダイニングスペース)もゆとりあり。
日常的にも利用したい人は「バンコン」がおすすめ
バンコンは、ハイエースやキャラバンなどのバンやミニバン、ワゴンをベースに架装したキャンピングカーで「バンコンバージョン」の略。北米では「クラスB」。ちなみに、近年は登録条件が厳密になって、必ずしもバンコン=8ナンバーではない。
日本では山道だけではなく、駐車場も狭い。バンコンであれば駐車場を探しやすいし、外装がシンプルであれば、キャンピングカーの旅だけでなく日常の買い物、さらには冠婚葬祭の会場へ乗り付けても違和感はない。キャブコンに比べると狭く感じるが、ポップアップルーフを装着したバンコンであれば荷物が多い人も安心。
参照
https://dime.jp/genre/576799/5/
https://dime.jp/genre/513698/2/
ソロやカップルは圧倒的に小回りがきく「軽キャンピングカー」がおすすめ
軽自動車をベースに架装した「軽キャンピングカー」は、略称「軽キャン」。圧倒的に車両価格と維持費が安いこと、そして狭い道でも運転しやすいのがメリット。居住空間に限りがあるのでソロやカップル利用となるが、それでもキャンピングカーとうたうだけあり、乗用車をフルフラットにするよりも断然楽に眠れる。
ベース車はキャリイ、エブリイ、ハイゼットが主流だが、N-BOXやムーヴキャンバスをベースとしたかわいらしい軽キャンピングカーもちらほら。車中泊向きとも言われるN-VANをベース車とするビルダーがでてくるかも注目だ。
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