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コンブチャに納豆アイス!?アジア発の発酵食品がアメリカで人気なワケ

2018.10.12

なぜアメリカでアジア発の発酵食品ブームが到来したのか?

西洋発の発酵食品だけでなく、アジア発の発酵食品が人気になった理由は2つあると考えられます。

1つは、アジアの食事が健康に良いという考えがアメリカで浸透してきたこと。

そしてもう1つは、企業のプロモーション戦略です。

納豆や味噌など日本の発酵食について記載された、サンダー・エリックス・キャッツ著「Art of Fermentation」(邦題「発酵の技法―世界の発酵食品と発酵文化の探求―」)という本がベストセラーになったのをきっかけに、アメリカの健康意識の高い層で「アジアの発酵食は身体に良い」という認識が広がってきています。

それに加え、アメリカの企業が既存の伝統的な商品イメージに捕らわれず、現地で受け入れられるように味やパッケージをカスタマイズし、従来のイメージを覆すようなプロモーションを実施してきたことにあると考えられます。

例えば、「Jun」というブランドのコンブチャ。

Photo:http://islandtoislandbrewery.com/brooklyn-jun-brew/

日本で販売されているお茶は、プラスチック製の簡素な容器に入っていますが、こちらの商品は、ウイスキーが入っているかのようなオシャレな瓶に入っており、「コンブチャを飲むことがスタイリッシュ」というスタイルを確立させたことで、セレブにも受け入れられる商品に仕上がりました。

また、従来の作り方である「砂糖」ではなく「ハチミツ」を加えて発酵させることで、通常のコンブチャよりマイルドな味にして、アメリカ人から受け入れられるように改良しています。

あるいは、「NYrture」がつくった「New York Natto」

1つ14ドルという強気の価格のこの商品も、紙に入った日本のものとは異なり、ガラス瓶に詰まっており、パッケージに拘っていることが分かります。

独特の匂いを発し、ネバネバとのびる納豆は、アメリカ人から「気持ち悪い」というイメージを持たれており、販売するにはハードルが高い食品でした。

そこで、「New York Natto」のファウンダーであるアンはInstagramを活用し、従来の納豆のイメージを覆すような納豆の楽しみ方を発信していきました。

アイスやサラダにトッピングしたり、エディブルフラワーと一緒に海苔巻きに乗せたりと、アメリカ人にとってハードルの低い食べ方を提案していくことで、アメリカ人から支持される商品になっていきました。

昔ながらの伝統的な食品でも、少しの手を加えることで、新しいマーケットを開拓できる

世界のトレンドの発信地NYでは、美味しさは勿論、新しいアイデアや工夫が見られるスタイリッシュなブランドイメージがある食品ブランドが支持されています。

納豆や味噌など”地味で古めかしい”というイメージのある日本の伝統的な食品も、パッケージデザインやプロモーション方法にひと手間加えることで、ニューヨーカーから支持されるものへと変わるかもしれません。

既存の商品イメージに縛られず、トレンドを取り入れた商品開発・プロモーション方法を展開していくことで、日本の伝統食品は新しいマーケットを獲得できるチャンスは十分にあるのではないでしょうか。

文/小松佐保(Foody Style代表)

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