とりあえず全部入りたいバイキング発想!
日帰り温泉といえば、日がな一日、温泉に使ってゆっくりしてなんていうお客さんが大半ですよ。
で、そういう人のこういう施設での代表的行動パターンっていうのは“とりあえず全種類の浴槽体験型”なんですよね。温泉の浴槽、露天の浴槽、ジェットバスの浴槽、寝湯の浴槽、それに炭酸泉の浴槽、電気風呂の浴槽と、とりあえず全部一通り味わってみるという行動パターン。
あれに似てますよ。ビュッフェ行って、とりあえず少しずつでも全種類の料理を食べなきゃ気が済まないっていうパターンと。
その気持ちはよくわかる! オレもサウナにハマる前は完全にそれだったからね。なんかそれやらなきゃ損してるような気持ちなんだよね。
で、そのとりあえず全種類の浴槽に入らなきゃっていう、あくまで1要素としてたまたまサウナがある。
となってくると、サウナ好きの“サウナ入ったの後に水風呂行って休憩して、ちゃんとクールダウンしてから再び次のサウナに挑む”っていう段取りとかもなくて、温泉で体がポカポカした状態でサウナ室に入ってくようなことが多いから、そりゃあサウナに3分もいりゃあ我慢できずに出ちゃうワケですよ。
まぁそれもしょうがない! 特にこの施設、オレもちょっとだけ温泉浸かったんだけど……ここらへん、オレもいまだに、とりあえずある程度は色々な浴槽体験したいタイプでして、温泉好きにいわせりゃあ、
「あの野郎、いっくらなんでももっと温泉入れよ!」
って思われてる可能性が高いんだけど、ちょっと浸かっただけでわかった! 温泉の質がヤケにいいの。トロットロにヌルヌルしてましてね。浴場は浴場でも特殊浴場か? っていうくらいトロトロ。
あ〜この温泉を求めて来る人が多いのはしかたない!
でさ、オレがサウナ入りに来てるのに一応温泉にもちょっと浸かったのと同じように、温泉を求めてくる人も一応サウナにもちょっと入ってるんですね。おかげでますますサウナ室の回転率が上がっちゃう。飲食店は回転率が高いほどいいが、サウナに関しては話は別だ!
しかし!! 実はもっと重要な“サウナが熱くならない理由”がこのサウナ室にはあった!
サウナがいま一つ熱くならない理由。それは、このサウナ室の入口のドア回りの設計に問題があったのだ!