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2018.10.12

人気店に通うのは行列に並ぶためだった!?

 人生を左右する決断から昼食の店選びまで、人生は選択の連続だ。選択肢はなるべく多いほうがさまざまな可能性が広がるとも思えるのだが、最新の研究では選択肢が多くても少なくても意思決定が難しくなるという。

選択肢が少なくて多くても意思決定が難しくなる

 我々がよりよく“品定め”するにはどの程度まで候補を絞り込めば良いのだろうか。米・カリフォルニア工科大学やスペイン・IESEビジネススクールやなどの研究者による国際的な合同研究チームが先日「Nature Human Behaviour」で発表した研究では、実験参加者の脳活動をfMRIでモニターした状態で意思決定を行う実験を行なっている。

 我々の意思決定のプロセスでは脳の2ヵ所の活動が活発になるといわれている。1つは前帯状皮質(ぜんたいじょうひしつ)で対価と利益を秤にかけて報酬の予測を行なう。もう1つは線条体(せんじょうたい)で物事の自分にとっての価値を決定している。

 研究チームは19人の実験参加者の脳をfMRIでモニターした状態で、マグカップに印刷する風景の写真を選んでもらう実験を行なった。その際、選んで貰う写真の選択肢を6枚、12枚、24枚の3通りでそれぞれ選択をしてもらった。

Daily Mail」より

 収集データを分析した結果は実にわかりやすいものになった。選択肢が12の時が最も脳活動が活発になっており、選択肢が6と24ではいずれも脳活動は緩慢であったのだ。

 人間の脳は選択肢が少なすぎても多すぎても意思決定が難しくなっているのだが、これは努力と報酬のバランスをとりづらくなるからだと説明されている。

 多くの選択肢を前にその1つ1つを査定するのは脳にとってコストに見合わない労力ということなり、逆に少なすぎる選択肢からは脳は価値ある選択ができないと判断しているということだ。そして脳は意思決定を“放棄”し、前帯状皮質と線条体の活動が急速に鈍るのである。

 研究チームによれば選択肢の数が8から15までの間で最も脳活動が活発になり、より良い意思決定に繋がるということだ。したがって選択肢が少ない場合は少し候補を増やしてみて、逆に多すぎる場合は候補を絞り込んでみるという準備作業が有効であることになる。

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