
月々の携帯料金を格段に安く抑えられる格安SIM。大手キャリアからの乗り換えを真剣に考え始めている人も多いのではないだろうか?
当然、その低価格は大きな魅力であるが、気を付けなければならないデメリットも存在する。乗り換えてから後悔しないためにも、事前にデメリットについて理解しておくことが大切だ。
やはり気がかりは通信速度?
多くの人がいちばん懸念しているのは、やはり通信速度だろう。そもそも、格安SIMは大手キャリア3社(ドコモ、au、ソフトバンク)から間借りした電波帯域を使用して提供しているため、大元であるキャリアの回線と比べると通信速度が遅くなったりする場合がある。特に利用者が多い昼12時~13時頃だと通信速度が遅くなりやすく、動画視聴などが難しい状態になることもあるので頭に入れておきたい。
また、地震などの大規模災害が発生した場合、急な通信量の増大に対応できる回線を確保できていないことが多いので、通信の混雑が起きる可能性もある。
もちろん、格安SIM各社によって、ユーザーの多さや帯域の量なども異なるので、格安SIMへの乗り換えを検討している人は、「通信速度」もひとつの指標として乗り換え先を選ぶと良いだろう。
格安SIMはLINEのID検索ができない!?
格安SIMでもほとんど普通のスマホ同様にLINEを利用することができるのだが、ひとつ実現できない機能がある。友達を追加するときの「ID検索」である。
ID検索ができない理由は、未成年保護のため18歳未満の利用者や年齢確認ができない利用者についてはLINEがID検索機能を制限していることと年齢確認の際には大手キャリアの契約内容を利用していることもあり、格安SIM会社では「年齢認証」ができないため、ID検索もできない仕組みになっている。
もちろん、友達を追加するときには、他にも「QRコード」や「ふるふる」機能などが利用できるので、大きな心配は不要だが、格安SIMでは「ID検索」と「年齢認証」ができないということは覚えておいたほうが良いだろう。
クレジットカード決済しかできないの?
現在、大手キャリアを利用している人の中には、口座振替で支払いを済ませている人も多いと思うが、格安SIMでは口座振替ができない場合もあり、料金の支払いにはクレジットカードが必須のケースもある。
ただし、今では多くの人がクレジットカードを持っているかと思うので、そこまで気にする必要はないだろう。また、「UQモバイル」や「楽天モバイル」などは口座振替にも対応しているので、格安SIMへの乗り換えの際には、一応確認しておくと良いだろう。
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