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2018.10.04

この世から退屈で長いスピーチを撲滅するためのサイエンス

 仕事の関係で出席せざるを得ない会議や集会で退屈なスピーチを聞かされるのは災難というほかにない。しかもそうした退屈なスピーカーは話が長いというから始末に負えない。

退屈なスピーチほどダラダラ長い

 退屈なスピーチほど時間を奪われていると感じるものはないだろう。しかもそういう飽き飽きする話をする人物ほど話が長いというからさらに厄介である。

 インペリアル・カレッジ・ロンドンのロバート・エワーズ氏が先日に「Nature」で発表した研究では、50ものスピーチを分析して退屈さとスピーチ時間の関係を探っている。

「私は聴衆として50ものスピーチを聞き話を録音しました。そして話がはじまってから4分経った時点で、スピーチの長さが判明する前に、この話が興味深いのか退屈なのかをジャッジしました」とロバート・エワーズ氏は英紙「Daily Mail」に話す。

Daily Mail」より

 スピーチでは話者に12分が割り当てられていたのだが、50のスピーチの中でエワーズ氏が興味深いとジャッジした話は34で、退屈と判断したのは16のスピーチであった。

「34の興味深い話は平均で11分42秒で、16の退屈な話は平均で13分12秒続いたのです」(ロバート・エワーズ氏)

 退屈な話は興味深い話よりも約1分半も長かったということになる。聴衆側にとってダブルパンチのダメージになるのだ。そしてエワーズ氏が独自に分析したところ、スピーチが70秒長くなる毎に退屈な話である確率は2倍になるということだ。

 エワーズ氏はスピーチを退屈になものにしないためのアドバイスをしている。

「陳腐な話にしないためには、スピーチの目的を最初にはっきりと言及し、(主観的な話ではなく)役立つ情報を解説することに焦点を当てなければなりません。紋切り型の凡庸な説明、繰り返しの言及を避け、関係ない瑣末な話やありふれた考えを新鮮なアイディアに装うことで陥る“泥沼”を回避しなければなりません」(ロバート・エワーズ氏)

 せっかくスピーチをする以上は興味を持って聞いてもらいたいものだろう。事前に内容をよく吟味し過不足なくまとめたスピーチを心がけたいものである。

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