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iPhone選びの新基準!KDDIの通信料金、端末代金、アフターサポートは何が変わった?

2018.10.01

 KDDIは新しいiPhoneの発売に合わせ、利用料金が1年間、最大1020円割引となる「iPhoneギガトクキャンペーン」と、Apple公式のアフターサービスが4年間受けられる「故障紛失サポート with AppleCare Services」を9月14日から提供している。また、2017年7月から始めた新料金プラン「auピタットプラン」「auフラットプラン」は選択率が約9割と非常に好調で、1000万契約を達成した。

 今回、料金やアフターサポートの施策を企画している担当者にインタビューする機会を得ることができた。ピタットプラン、フラットプランの導入の背景を改めて振り返り、今回のiPhone向けキャンペーンやサポートを展開する狙いを聞いた。

料金施策を担当する、コンシューマ事業企画本部 副本部長 兼 コンシューママーケティング2部長 多田一国氏(右)とコンシューママーケティング2部 料金制度グループリーダー 野口 晋氏。

ユーザーが「料金」を気にするようになってきた

 最近、携帯電話料金がなにかと注目を浴びている。菅官房長官の「日本の携帯電話料金は4割下げられる」という発言もだが、業界内では「分離プラン」が増えてきたことに対して注目度が上がっている。分離プランは、端末代金と通信料金が関係しない料金プランのことで、ドコモの「docomo with」、auのピタットプランとフラットプラン、ソフトバンクの「ウルトラギガモンスター+」や「ミニモンスター」のように、「月々サポート」「毎月割」「月月割」といった毎月の割引が付かないプランのことだ。端末の価格や利用年数に通信料金が左右されない。

 使ったデータ容量に応じて1980円から段階的に料金が上がるピタットプラン、データ容量の上限が20GB/30GBで定額のフラットプランをKDDIが2017年7月に導入して約1年。多くのユーザーに支持され、契約者の約9割がこれらを選んでいるという。まもなく1000万契約に至るそうで、au料金プランの主力になった。

 分離プランの導入を検討していた頃、訪れた家電量販店に、実際に売っている端末の価格ではなく、キャリア各社の料金プランがパネルで紹介されていたのを見て、「ランニングコストが注目されてきているのではないかと考えました。端末割引ではなくて“料金”だと。格安スマホを提供するMVNOが台頭してきたこともあって、ようやく、端末価格より通信料金の方に焦点が当たってきた」とユーザーの意識の変化、時代が変わったことを感じたと多田氏はいう。それを考慮してプランを設計し、今回のキャンペーン割引も、料金側で割り引くスタイルをとった。

 ピタットとフラットの契約ユーザーの割合は6:4だが、iPhoneユーザーの場合は、フラットプランを契約するユーザーの割合が高いそうだ。そのために、新iPhoneが出るタイミングで、フラットプランでのキャンペーンを企画したという。

 iPhoneギガトクキャンペーンとスマホ応援割を適用すると、フラットプラン20は1年間3480円で利用できる。25GBまで使えてビデオパスもバンドルされているNetflixプランなら3980円だ。

 ソフトバンクは8月末に50GBまで使えるウルトラギガモンスター+、1980円から使った容量に応じて段階的に上がっていくミニモンスターを発表し、auと同じく分離プランをメインの料金プランに据えた。そのため当然、iPhone商戦では比較されている。ウルトラギガモンスター+は1か月間に50GBまで使えることに加え、YouTubeやHulu、FacebookやLINE、Instagramといった動画やSNSを利用した場合のデータ通信量をカウントしないことが特徴だが、多田氏がアピールしたのは、auの場合は1人でも割引が最大限効くこと。ウルトラギガモンスター+で紹介されている月額3480円は、家族4人以上が契約する必要がある。また、対象プランもウルトラギガモンスター+のみだ。

「4回線も契約するのはレアケースかなと。auの場合は1人でも3480円になります。auスマートバリューも、1人から割引され、人数が増えた場合は割引を1人1人に付けるというスタイルで、垣根を低くやってきました」(多田氏)

 また、ウルトラギガモンスター+の50GBの容量に対しても多田氏は懐疑的だ。

「将来的に必要にならないとはいいませんが、現時点の日本は、20GB、30GBで足りないという状況ではないと思っています。YouTubeをよく見る人もいますが、それでもフラットプラン20で十分だと思う。5Gのような世界になって、もう少しリッチな動画を観るようになれば嬉しいと思うようになるかもしれません」(多田氏)

 そうした将来を先取りできるプランとして提供されているのが、Netflixプランだ。アカウント数は公表されていないが、申し込み状況は非常に好調だという。20GBと30GBの2種類あるフラットプランのうち、9割以上のユーザーが20GBのプランを選択しているが、そこにNetflixプランが割って入り、存在感を増してきているという。

「Netflixのような本格的な動画サービスをバンドルして、スマホでもこういう動画を観られることを身近に感じてもらいたい。そのためキャンペーンもちょっと他よりも厚めにつけています」(多田氏)

 Netflixプランに対しては、スマホ応援割は同じだが、iPhoneギガトクキャンペーンの割引額は他が520円のところ1020円になっている。また、1か月間のみだが、データ容量が5GBプラスされ30GBとなる。NetflixプランはSD画質で視聴するプランなので、25GBで100時間くらいは見られるという想定。ただ、長時間、動画を見ることになれば、容量を早々に使い切ってしまうのではと心配するユーザーもいることだろう。それに対し多田氏は、「25GBあれば大丈夫だと思いますが、心配だと思われる方に、あと5GB差し上げるので1か月試してみてくださいとお勧めする狙いがあります。大丈夫だったねと思ってもらえると思います」と容量に対して自信を見せた。

 25GBでは足りないという声が出てくれば、「日本がそういう時代になってきたということ」で、そのときには容量を増やすことも考えていくという。Netflixプランの提供が始まってやっと1か月程度。ユーザーの使い方に注目していきたい。

 なお、スマホ応援割とiPhoneギガトクキャンペーンの割引は1年間だ。2年目からは1500円から2000円に、請求額が増えることを忘れないようにしたい。

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