
日本では、奈良時代以前に中国より伝わり、聖武天皇も使っていたといわれる、「寝床(ねどこ)」もしくは「寝台(しんだい)」と呼ばれる「ベッド」。
当時の皇族や貴族など、身分の高い人たちはある程度ベッドを利用していたものの、平安時代以降は畳文化の浸透により、長きにわたり、世間にはあまり普及しませんでした。
しかし明治時代以降は、まず病院や軍隊、お金持ちの間で広まりを見せ、戦後は、庶民文化の西洋化に伴い、一気に一般に浸透してまいりました。
ベッドはものぐさな人にとって便利な代物
ふつう、畳の上に布団を敷いて寝る場合、目が覚めたら布団を畳んで、ちゃんと押し入れに仕舞わなければいけませんが、ベッドは、布団をそのまま置きっぱなしにしていても、問題となるケースは少ないので、片付けが大嫌いな、ものぐさな人にはとてもありがたい代物(しろもの)なのです。
しかし、いくらベッドに乗っかっている布団を畳まなくていいとはいえ、寝ぼけまなこで目覚めたまま放置して、グッチャグチャに、はだけたベッドを一日中ほったらかしにして出かけるのは、いささかみっともないのは否めません。
いちいち布団を片付けるのはイヤだけど、ベッドが乱雑なのは、もっとイヤだ! 暑いのも寒いのも絶対ダメ!……とのたまう、なんとも面倒くさい人間たちにとっては、なんとも悩みの種でした。
おもしろガジェット全盛のこの時代、できるだけ自分は何もしなくても誰かが勝手にベッドメイクをしてくれて、暑がりでも寒がりでも心地よく眠れる、マジカルでインタラクティブでクリエィティブなベッドは存在しないのでしょうか……?
実はあります。
このたび、寝散らかしても安心! 自動的に温度調整してベッドメイクしてくれるスマートベッド『Smartduvet』が発表されています!
SMARTDUVET: The Dual Zone Climate-Controlled Self-Making Bed
『Smartduvet』は、寝散らかしても安心! 自動的に温度調整してベッドメイクしてくれるスマートベッドです。
Smartduvetは、既存のベッドに、冷暖房対応の温度調節機能を搭載します。ベッドの左右別々で温度を設定可能です。
Smartduvetは、グチャグチャになった布団を、クルリンパと畳んで、カンタンにベッドメイクしてくれます。