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災害時もおいしくしのぐ備蓄の秘訣

2018.10.04

食料面の防災の要「回転備蓄」とは?

生活クラブが勧めている食料防災の要となるのが「回転備蓄」。これは、普段3日分の食材を余分にストックしておき、消費期限の近いものから食べてゆき、減ったストックは常に補充というサイクルを心がけるもの。非常用の飲食物ばかりをたっぷり備蓄するのではなく、「いつも食べているものをそのまま備蓄品とする」というのが、基本的なコンセプト。

生活クラブの「回転備蓄」のコンセプト

手法自体はシンプルだが、しっかり続けるにはコツが要る。まず、「日頃から備蓄を意識する」のが1点。そして、出し入れしやすい定位置にグループでまとめて収納し、古い物は手前に、新しいものは奥に縦に整理するよう留意する。

備蓄する飲料・食料はなんでもよいというわけでなく、重視すべきカテゴリーがある。まず飲みものとしては、飲料水、(缶やペットボトル入りの)野菜・果物ジュースが必。できれば、レトルトパックの味噌汁やスープ類も確保したい。食料としては、米、パン、乾麺(即席麺)、野菜、果物、乾物、調味料は常にキープ。また、被災の不自由が3日を超えることも想定して、アルファ米や缶詰食品のような、煮炊き不要で長期保存できるものも多少は置いておく。

上にあげたものの中で、見落としがちなのが飲料水。筆者の体験では、深夜3時に起きた地震当日の早朝に周囲のコンビニ何軒かに立ち寄ったが、ペットボトル入りの水はすべて売り切れ。一方、ジュースやコーヒーのような清涼飲料水は、特に売れた様子はなかった。調理にも使える真水は、まさに生命線なのである。

生活クラブも、飲み水のストックの重要性を強調する。東日本大震災の際は、飲料水商品を扱っておらず、被災地に水を届けることができなかった。その教訓から、ナチュラルミネラルウォーター「信州たのめの里・森が育てた天然水」を取り扱うことになった(いざという時に支援に回せる)。また、水源のある塩尻市(長野県)、生活クラブ長野、生活クラブ連合会の3者で災害時の応急生活物資の供給に関して覚書を結び、被災地への支援機能を高めている。

塩尻市の深井戸からくみ上げた「信州たのめの里・森が育てた天然水」

そして、忘れがちなのが意外にも「おやつ」。栄養価よりも「食べる楽しみ」重視で、せんべい、ビスケット、ドライフルーツ、ナッツ、チョコなど、常温保存できるものをストックしておく(特に子供のいる家庭では大事)。

生活クラブで取り扱っている、「食べる楽しみ」のある食品のひとつ「たまごパン」

回転備蓄においては、日常の食材が「主」、非常時専用の備蓄は「従」となるわけだが、この方式のメリットはなんといっても、「いざという時も『慣れたもの』を食べられて、気持ちの安心につながる、元気を保てる。普段から使いながら補充するから、いざという時に消費期限切れの心配がない」という点だと、生活クラブは力説する。

生活クラブでは、回転備蓄にも役立つ飲食物・生活用品を取り揃えている

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