人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース
2018.10.03

地域の人たちのつながりを利用した宅配サービス「MACHI ECO便」の可能性

 物流業界で深刻な問題になっているドライバー不足。その影響で、通販で買ったものが予定通りに届かなかったという経験をした人も多いのではないだろうか。

 この人手不足の影響を受けるのは、何も消費者だけではない。eコマース事業を展開している企業も、人手不足に伴う配送料の高騰で商品を値上げせざるを得なくなったり時間帯指定の配送を中止するなど、大きなマイナスの影響を受けている。

 ネスレ日本も、物流業界のドライバー不足に悩まされている1社だ。同社には「ネスカフェ アンバサダー」で42万人、「ネスカフェ ウェルネス アンバサダー」で12万人に加え、通常定期便サービス利用者35万人と、約90万人の定期便サービス利用者がいる。年内には定期便サービス利用者が100万人を突破する見込みなほどeコマース事業が順調に拡大している反面、ドライバー不足に伴う物流費高騰が利益を圧迫しているという。

「ネスカフェ アンバサダー」「ネスカフェ ウェルネス アンバサダー」は0円で貸し出したマシンでネスレの商品を買って飲んでもらったりすることで収益をあげるので、事業をさらに拡大して発展させるためには、利用者を拡大し定期的にコーヒーなどの商品を購入してもらうことが不可欠。安定した商品の配送が約束できなければ、利用者拡大は望めない。しかし、物流業界のドライバー不足は同社が解決できる問題ではない。

地域の住民や商店などが商品配送のハブ機能を担う

 もはや、物流業界だけの問題ではなく社会問題化しているドライバー不足だが、同社はこの課題解決に乗り出すことにした。それが10月1日から始める新サービス『MACHI ECO(マチエコ)便』である。

『MACHI ECO便』は同社と佐川急便が共同で開始する宅配サービス。地域のシニアや商店などにECO HUB(エコハブ)と呼ばれる役割を担ってもらうのが特徴だ。ECO HUBはネスレのオンラインショップ利用者の購入商品が集まるところで、手数料が還元される。ECO HUBを中心にして地域の人たちのつながりが生まれることも期待されるため、世代の枠を超えた新たな地域コミュニティー創出も期待される。

『MACHI ECO便』を利用するには、まず専用のウェブサイトにアクセス。サイトで、対象商品を組み合わせて定期的に配達してほしいものをまとめた後、お届け方法、希望するECO HUBを選択する。そして商品がECO HUBに届いたら、受け取って終わりだ。すでにネスレの会員で定期お届け便を利用している人は、マイページから[配送方法の変更]を選択し、近くにECO HUBを選択すれば『MACHI ECO便』が利用できるようになる。

 利用者が注文した商品を受け取るには、近所のECO HUBに商品を取りに行くか、近所のECO HUBに商品を配達してもらうかの2通りあり、どちらかを選択する。利用者が商品を取りに行けば商品代金は5%割り引かれる。ECO HUBまでの倉庫業務や配送業務の管理および実務は、佐川急便が担当する。

『MACHI ECO便』の仕組み

ECO HUBの検索イメージ

ECO HUBの情報イメージ

『MACHI ECO便』にはECO HUB以外にもう1つ、大きな特徴がある。注文した商品をECO HUBまで取りに来る利用者にはオリジナルのエコバッグを提供することだ。エコバッグは段ボールの代わりになるもので、段ボール資材の削減を狙った。また、「エコ」という視点で見れば、これまでの宅配便のように利用者宅に一軒一軒訪問することがないので、トラックからのCO2排出量の削減にもつなげることができる。

商品の受け取りに使うオリジナルエコバッグ(イメージ)

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2019年4月16日(火) 発売

DIME最新号の特別付録は「40kgまで量れるラゲージスケール」! 特集は「GW&出張に使える旅グッズ142」「最新極上ホテル33」 etc.

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。