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指示待ち部下が生まれる根本的な要因

2018.09.28

部下との関わり方を変える

 私の経験から言うと、指示だけで動ける部下はそれほど多くはありません。 そもそも、「指示だけ」でできるシンプルな「作業」だけであれば、上司も部下も苦労しません。でも実際は、そんな仕事は少ないのです。ですから、上司のほうが、部下との関わり方を見直し、部下を「指示待ち」状態から救う必要があるのです。

 部下との関わり方。これを変えるだけで、部下は自ら考え動くようになります。 部下との関わり方を変えるといっても、すべての仕事を作業とスキルに分類し、部下1人1人について「できる・できない」を判別し、各人に合わせて知識や訓練を施す必要があると聞くと、うんざりされる方がほとんどだと思います。上司は、部下育成だけをしていればいいわけではなく、自分自身の業務もあるわけです。これでは、いくら時間があっても足りないと考えるのも当然でしょう。

しかし、多くの部下は、「教えるのは上司や先輩の役割」「上司は部下指導をするためにいる」「仕事ができるようにならないのは教えてもらえないから」「指導を放棄している上司が悪い」と考えています。

 ご安心ください。じつは、部下を自ら考え動く人材に育てるのは、それほど大変なことではないのです。順を追って練習すれば、誰でも自転車に乗れてしまうように、部下育成もポイントを押さえれば、誰にでもできます。

 そうすることで、部下は驚くほど変わり、自ら動き出します。部下指導の一連の流れを定型化し、順番通りにステップを踏むだけで部下のスキル不足を解消する仕組みが、これから解説する「成長の5ステップ」です。

部下のスキル不足を解消する「成長の5ステップ」

「成長の5ステップ」とは、仕事を「作業」と「スキル」に分類し、さらに部下1人1人について「できていること・できていないこと」を判別。そして、各人に必要な訓練をしたうえで、人に教えることができるくらい習熟させていく仕組みのことです。ただ、これらを機械的に行えばいいというわけではありません。部下育成には順序があります。その順序を間違えると、部下は伸び悩むことになるのです。

では、5つのステップを見てみましょう。

★成長の5ステップ

ステップ1 できていることを完璧にできるようにする

ステップ2 できていない「作業」をできるようにする

ステップ3 できていない「スキル」をできるように訓練する

ステップ4 「作業」を教えられるようにする

ステップ5 「スキル」を教えられるようにする

研修で、「成長の5ステップ」についてお伝えすると、たいていの方は驚かれます。

「これまで、作業とスキルの違いなど意識したことがなかった」

「〝作業〞するために必要な最低限の知識を伝えていなかったかもしれない」

「〝できることを完璧にする〞という、最初のステップを踏んだことがなかった」

こんなリアクションが返ってくるのは、日常的に部下育成について真剣に考える余裕がない上司が多いことの表われです。この成長の5ステップを意識して部下に接するだけでも、部下育成の悩みが激減します。 しかも、ステップ4と5を経ることで、後輩を成長させられる部下が育ちます。

もし今、部下に対して、なかなか仕事ができるようにならない、仕事覚えが悪い、 何度も同じようなことを質問してくる、一刻もはやく戦力になってほしいという悩みがあるのであれば、ぜひ「成長の5ステップ」を試してみてください。

文/大平信孝

株式会社アンカリング・イノベーション代表取締役。http://a-i.asia/ 第一線で活躍するリーダーのメンタルコーチ。会社員時代、自身が部下育成に悩んだ経験から、脳科学とアドラー心理学を組み合わせた、独自の目標実現法「行動イノベーション」を開発。これまで1万人以上のリーダーの、部下育成に関する悩みを解決してきたほか、オリンピック出場選手、トップモデル、ベストセラー作家、経営者など各界で活躍する人々の目標実現・行動革新サポートを実施。その功績が話題となり、各種メディアからの依頼が続出し、全国各地で開催する研修セミナーは常に満席。リーダー向けの企業研修やパーソナルコーチングは、現在3ヶ月待ちとなっている。また、部下育成のためのメソッド「行動イノベーション・トーク」を広めるべく、「行動イノベーションアカデミー」を運営。日本全国から集まるリーダーに、研修、講演、個人サポートを提供している。近著に「指示待ち部下が自ら考え動き出す!」(かんき出版)

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