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2018.09.29

「モシュ印」に「コケ寺リウム」!秋の京都は苔旅が面白い

■連載/阿部純子のトレンド探検隊

苔を使ったアート「モシュ印」「コケ寺リウム」

 うだるような暑さの夏が過ぎ、過ごしやすい季節を迎えた京都では青々とした「苔」を楽しむには絶好の季節。桜や紅葉ほどメジャーな存在ではないものの、社寺の名庭を彩る苔は心を穏やかにしてくれる。JR東海の「そうだ 京都、行こう。」では苔庭をさらに楽しめる企画として、11月30日まで苔を使ったアート作品「モシュ印」と「コケ寺リウム」を京都市内の常寂光寺、東福寺、建仁寺、圓光寺、三千院5つの寺院で期間展示している(下記画像は建仁寺)。

「モシュ印」は苔を意味する英語のmossと御朱印を組み合わせた造語で、制作を担当したのは、苔を用いたアート作品の制作や作庭などに携わる杉田悦朗さん(下記画像右)。「コケ寺リウム」は各寺院の建造物や庭を苔とジオラマで表現したミニチュアアートで、制作を担当したのは苔テラリウムや苔玉の販売、制作体験、苔庭の施工などを行なっている苔アーティストの今田裕さん(同左)。

「全面に苔を貼ってペイントする枯山水のような作品は手掛けたことがあるが、文字に苔を貼るのは初めてで最初はほんまかいな!?と思った(笑)。水やりなどを必要としないドライモスを使用しているが、ここまで精密なものはやったことがなくかなり苦労した。文字のハネ、墨のカスレ具合にはとくに頭を悩ませて、こんもりと苔を貼って高低差をつけることで強弱を表した。

 もうひとつ苦労したのが土台。和紙では苔の重さに耐えられないのでスチレンボードを使い、油絵で使う白の絵の具『ジェッソ』に砂をまぜて質感を作った。枯山水的な風合いを出した方が苔の文字には似合うのではないかと、あえて和紙風にはしなかった」(杉田さん)

「コケ寺リウム」は寺院に生息している苔を建造物や造形物と共に、ガラスの器の中に忠実に再現。まさに苔をモチーフにしたジオラマだ。

「コケ寺リウムに使っているのは生きた苔。苔は決まった寿命がないので毎日水をあげれば半永久的に持つ。茶色になるのは弱っているだけで、環境が戻ればまた青々と復活する。

 三千院はヒノキゴケ、オオスギゴケ、ハイゴケなどがあり、ヒノキゴケは水の流れの方に向くが、三千院さんは毎日、丁寧に庭を掃除するので自然界ではありえない同じ方向に苔が向いている。それを再現するために同じ方向にひたすら1本1本植えたので8時間ほどかかった(笑)。この子(三千院の人気者“わらべ地蔵”)の周りにも同じ種類の苔を植えているので、ぜひ本物と比較して見てほしい」(今田さん)

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