最後に今後の目標を教えてください。
高柳 とにかく皆さんを元気にするような活動をしたいと思っています!
今年は震災、台風被害など災害が多い年で、悲しいニュースも多いですよね。
私は大阪に数年住んでいたこともあり、大阪での被害は特に胸が痛かったです。
私達にできることは本当に小さなことかもしれませんが、私達のパフォーマンスで喜んでくれる人が少しでもいるなら全国どこでも飛んで行きたいです。
ありがとうございます。続けて相川さん、初歩的な質問なんですが「東池袋52」はどのように誕生したんですか。
相川 「東池袋52」は様々な要因が重なって生まれたグループです。そのうちの1つを話せば、そもそもセゾンって面白いことをする企業だったという想いがありました。
80年代はセゾン文化なる言葉もあり、文化の発信拠点だった時代が確かにあった。現在もセゾングループのなかで“セゾン”と名前が付く株式会社クレディセゾンとして、“攻めたい”という気持ちがありました。
社内にも何かの活動を通してセゾングループとしての一体感を高めたいという機運もありました。そんななかで「東池袋52」は生まれたのです。アイドルをやるならば中途半端が一番良くない。クオリティにはこだわりました。やるからには社外も盛り上げたいという意識も強かったですしね。
現段階で「東池袋52」をやってみていかがでしたか?
相川 2017年5月21日に「わたしセゾン」のPVはYouTubeで公開されました。すると、各ネットニュースに取り上げられて、ツイッターのトレンドにも入りました。あの時は世の中が反応している感触がありました。
高柳 私も友達からの連絡が沢山来ました。
渡邉 PV見た友達から驚きのLINEがきました。
相川 「東池袋52」のプロジェクトは、当初は否定的な意見もありました。しかし今は活動を通して、社内でも理解され盛り上がっている状態。良い時だからこそ、調子に乗ってはいけない。それだけは注意して活動を続けていきたいですね。
相川さん、最後に読者に向けて「東池袋52」のような尖った企画を通すコツを教えてください。
相川 やはりトップをはじめとする社内の応援を得ることだと思います。あと、基本的なことですが多様な意見も真摯に受け止めることが大事。この2点だと思います。
ここで「東池袋52」のインタビューは終わり。
帰路の道すがら「調子に乗ってはいけない」という相川さんのコメントがリフレインする。アイドル活動とはそもそも調子に乗らないと行えないもの。しかし、「東池袋52」の場合は一般女性でもあり、過度なアイドル活動は批判されることも予想される。この相反するものをバランス良く行えることがスゴい。成功の要因は様々あるだろうが、そのなかでこの自重する力は大きいと思う。
なおインタビュー中、相川さんは「社内アイドル企画は様々な企業がやったら面白い」とも語っていた。この原稿を読んだ企業の方へ「パクっちゃえ! パクっちゃえ!」と朗報と応援を送りたい。
文/ヨシムラヒロム
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