
セックスの効能を謳うレポートが各メディアで相次いでいる。セックスは科学的に心身の健康に寄与しているということだ。
セックスが健康に良い8つの理由
オーストラリア・セントラルクイーンズランド大学のミシェル・ラステラ博士が睡眠とセックスに相関関係があることを指摘してからというものの、“セックス健康法”がにわかに盛り上がってきているようだ。就寝前のセックスは質の高い睡眠に導くことが調査によって明らかになったのだが、ほかにもまだまだセックスがもたらす心身への好影響が紹介されている。
1. 外見を若々しくする
2013年に英ロイヤル・エディンバラ病院のデイビット・ウィーク医師が発表した研究によれば、活発な性生活を送っている人々は生活のクオリティが高く実際の年齢よりも5〜7歳若く見られているということだ。
「性的な充足は少なくとも精神的献身または宗教的献身と同じ程度、質の高い生活のための重要な要素です」(デイビット・ウィーク医師)
2. 心臓疾患の予防
米マサチューセッツ州のニューイングランド研究所が1000人以上の同州在住の男性を16年間に渡って調査したデータによれば、週に2回以上セックスする男性は、セックスが月に1回未満の男性よりも重篤な心臓疾患の罹患率が45%低いという。研究者はセックスが身体とメンタルの双方に好影響をもたらしていると主張している。
3. 免疫力の向上
米ペンシルベニア州のウィルクス大学から1999年に発表された研究によれば、週に1〜2回セックスを行なっている者はインフルエンザにかかりにくい傾向があることを指摘している。具体的な徴候としては、日常的にセックスをしている者のほうが唾液中の免疫抗体のレベルが高いということだ。しかしもちろん、不特定多数とのセックスは性病罹患のリスクがあることはいうまでもなく、パートナーは選ばなくてはならない。
「Telegraph」より
4. 脳機能の向上
イタリア・パヴィア大学の研究チームが2013年に発表した研究によれば、日常的にセックスを行なう者は、意識の明瞭さに繋がる脳神経が増えている傾向があるということだ。
米・プリンストン大学で行なわれたマウスを使った実験でも、セックスをしているマウスのほうがしていない(させない)マウスよりも脳神経が発達していることがわかっている。
5. 前立腺がんリスクの低下
カナダ・モントリオール大学から2014年に発表された研究によれば、3200人の男性の4年間に及ぶ生活データを分析した結果、20人以上の女性と性交渉を持った男性は前立腺がん罹患リスクが3分の1に低下しているということだ。また死因につながる重大疾病の罹患リスクも19%低くなっているという。
6. 仕事のストレスを低減させる
イギリスの西スコットランド大学ペイズリー校から2006年に発表された研究によれば、日常的にセックスをしている者は仕事上のストレスにうまく対処できているということだ。具体的には日常的にセックスを行なっているグループのほうが、公衆の面前でのスピーチなどのストレスフルな状況下において、血圧の上昇が低く抑えられている傾向があるという。
7. 全身運動の良い機会になる
ベッドの上での運動は普段あまり使わない多くの筋肉が使われるため、全身運動の良い機会になる。もちろんジムなどでの意識的な運動に比べればカロリー消費は少ないが運動不足を補うものにはなる。セックスに運動不足解消の意味を持たせる場合、30分から45分ほど時間をかけるとより効果的であるということだ。
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