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2018.09.29

849万5000円のシステムで聴く、TADの新製品「TAD-E1TX」「TAD-M1000」の音色は?

■連載/ゴン川野のPC Audio Lab

Introduction

TADとはTechnical Audio Devicesの略称でPioneerのプロ用スピーカーユニットのブランドとしてスタートした。1979年にアメリカで販売を開始して以来、これまでに多くの放送局やスタジオにモニタースピーカーとして採用されてきた。その後、コンシューマー向けのEXCLUSIVEブランドでプリアンプ、パワーアンプ、アナログプレーヤーを製品化するも、1995年にその歴史に一旦、終止符が打たれた。

そして2007年にTADはコンシューマー向けスピーカー『TAD Reference One』で復活を遂げる。その後、パワーアンプ、プリアンプ、ディスクプレーヤーなどのハイエンド製品を次々と発表している。

私の記憶の中にあるTADは40cmダブルウーハーにウッドホーン、ベリリウム振動板でアルニコ磁気回路のコンプレッションドライバーなのだが、最近のトレンドはハイスピードな小口径ウーハーにスリムなエンクロージャーである。今回、発表されたのは小型2Way『TAD-ME1』の発展形となるトールボーイ型の『TAD-E1TX』と、それをドライブするためのパワーアンプ『TAD-M1000』である。

新生TADの伝統を受け継ぐトールボーイ『TAD-E1TX』

実は新生TADの初号機スピーカーは2003年に発売された『TAD-M1』(300万円×2)というハイエンドモデルである。25cmのダブルウーハーに、20cmのミッドレンジ、そしてCST(Coherent Sound Transducer)同軸2Wayのユニットを搭載。エンクロージャーはSILENT(Structurally Inert Laminated Enclosure Technology)と呼ばれる技術が使われ、バーチ合板を使った積層構造で定在波を抑えている。同軸ユニットはウーハーと独立してマウントするISODrive技術が採用されていた。これの進化形が『TAD-R1』であり『TAD-R1MK2』(367万5000円×2)である。ウーハーには三層構造のTLCC(Tri-Laminate Composite Cone)振動板を採用、磁気回路をショートボイスコイル化、エンクロージャーの突き板は天然木のポメラサペリを採用。重量は150kgもあり、低域から高域までハイスピードで解像度が高く、箱鳴りが全くしない現代のハイエンドらしい音を聴かせてくれた。

今回、登場した『TAD-E1TX』(110万円×2)はReferenceシリーズの弟分にあたるEvolutionシリーズで、『TAD-ME1』をベースにトールボーイ型になっている。価格帯も上位シリーズと比較して、かなり下げられている。しかし、その内容は上級機を踏襲した部分が多く、9cmCSTドライバーを採用。もちろんツイーターはベリリウム振動板で、ミッドレンジはマグネシウム振動板を使う。16cmウーハーをダブルで使い、振動板ハイブリッド構造のMACC(Multi-layered Aramid Composite Cone)を採用。左右のサイドにはBi-Directional ADSポートと名付けられたバスレフポートが搭載された。

TADの歴史はプロ用のユニットを使ったハイエンドスピーカーとEXCLUSIVEブランドのプリアンプとパワーアンプから始まった。

新生TADは2003年のスピーカー、そして2007年に会社設立、『TAD-R1』が発売された。アンプの登場は2009年からとなる。

『TAD-E1TX』の16cmウーハーはフェライトマグネットを2個使うことで磁気回路の磁束の分布を上下対称にすることで歪みを抑えるLDMC(Linear Drive Magnetic Circuit)を採用。

エンクロージャーのフロントバッフルを3度傾けてユニット間の位相を揃えている。ベースプレートはアルミ削り出し15mm厚2枚の間に樹脂プレートを挟み込んでいる。4点支持に見えるが前2点、後ろ1点のスパイク3点支持を採用。後ろには転倒防止用のピンが左右に加えられている。

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