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正しい空気清浄機の選び方・使い方を感染症の専門医が伝授!

2018.09.27

現在、様々なモデルが売られている空気清浄機。値段はピンキリで機能は多種多様。ちょっと興味はあるけど、たくさんあり過ぎて選べないからいいや…そんなふうに購入を先延ばしにしている人も多いことだろう。

そこで今回、空気清浄機を積極的に利用している男女400名を対象にしたアンケート結果を、感染症の専門医が教える空気清浄機の選び方・使い方と共に紹介していくので、ぜひ参考にしていただきたい。

感染症の専門医師が薦める実践したい“空気”に注目した風邪予防策

 

風邪やインフルエンザの予防対策として実践していることの上位は「手洗い」「うがい」「マスク」がランクイン。一方で「空気清浄機を使う」は約50%に、「加湿器を使う」は約30%に留まった。

<専門家の意見:高性能フィルターの“空気清浄機”は風邪・感染症対策に有効>

今回の調査結果で半数以上は空気清浄機を風邪やインフルエンザの予防対策で使用していないことが明らかになりましたが、予防対策には、手洗い・うがいを徹底しながら、空気清浄機や加湿器を適切に使用することが効果的です。

特に空気清浄機は、部屋の隅々に漂う細菌やウイルスを素早く吸引できる十分な風量と効率的な循環気流を発生させることが重要であり、仕様上の適用床面積が大きい製品ほど浄化速度が速いです。また、吸引した細菌やウイルスを確実に不活性化できる高性能なHEPAフィルターを備えているものを選んだ方が良いでしょう。(感染症専門医 武井医師)

意外と知らない空気清浄機は“常時稼働”が良い理由とは?

空気清浄機を1年間で稼働させている日数は平均で「約230日」で、1年の約3分の1は使われていないことが分かった。一方、1日の稼働時間は「感染症や花粉の時期」で「平均約14時間」、「その他の時期」で「平均約11時間」。感染症や花粉の時期は、15時間以上稼働している人が45%いたものの、感染症や花粉のシーズンを過ぎると「5時間未満」と答えた人が約30%となり、空気清浄機の使用頻度が激減することが分かった。

<専門家の意見:肺に取り入れる空気の約9割は室内の空気!空気清浄機はなぜ、1年を通じて常時稼働させた方がいいのか>

今回の調査結果で多くの人は空気清浄機を1年の3分の1は使用しておらず、「感染症や花粉の時期」を過ぎると、約30%の人は稼働時間が5時間未満ということも明らかになっています。しかしながら人が呼吸するときに肺に取り入れる空気の約9割は室内の空気です。

そんな室内の空気には、①においの原因となるタバコの煙・調理中のガス、②アレルギー性鼻炎や気管支喘息の原因となるアレルゲン(スギ・ヒノキのみならず、ダニ・ハウスダスト、ペットのフケ、かびなど)、③PM2.5などの大気汚染物質が存在します。そのためこれらを除去することが期待できる空気清浄機は メンテナンスを除いては24時間稼働しておくことが、感染症やアレルギーによる呼吸器症状の悪化予防に薦められています。 (感染症専門医 武井医師)

単体機能型の空気清浄機のメリットと、選ぶ際に本当に重視すべきポイントは

空気清浄機を選ぶ際に重視したこと、第1位は約50%が回答した「価格」、次いで「細菌・ウイルスの除去」「花粉の除去」 「加湿機能」 「メーカー独自の有害物質除去機能(イオン発生機能など)」となった。一方で「フィルターの性能」や「風量・吸引力」は下位にランクインした。

現在使用している空気清浄機に装備されている機能は、空気清浄機能に加え「メーカー独自の有害物質除去機能(イオン発生機能など)」と「加湿機能」が、どちらも約50%という結果となった。

<専門家の意見:感染症や花粉対策のための、空気清浄機選びで重視すべきポイント>

ポイント①:単体機能型の“空気清浄機”に注目

今回の調査結果で40%以上の人は、加湿機能の装備の有無を空気清浄機を選ぶ際に重視していることが分かりましたが、感染症・花粉対策のためには“空気清浄機能”のみの製品を選ぶことも視野に入れてもいいかもしれません。前提として日本の住居では、湿度が低下することもあり確実な湿度維持は、感染対策にも皮膚の保湿にもよいと言えます。

しかしながら、空気清浄機の清浄スピードは、通常フィルターと吸い込み口の面積に比例しますが、加湿機能付きの空気清浄機は、本体サイズに比べフィルターと吸い込み口の面積が小さくなるため、常時稼働させるには空気清浄機としての効率が悪い可能性があります。さらに洗浄や乾燥を定期的に行わなかった加湿フィルター、加湿トレイは細菌が繁殖しやすく、これらを通過する空気は、衛生面上よくない恐れもあります。

ポイント②:空気清浄機を選ぶなら“フィルター”と“風量“重視で

今回の調査結果で空気清浄機を選ぶ際に「フィルターの性能」や「風量・吸引力」を重視している人は少ないことが分かりました。実際には、空気清浄機を選ぶ上で、室内の空気を出来るだけ多く、素早く取り込み、効率よく循環させられる「風量」と、吸い込んだ空気から余分な物質を確実に除去する「フィルター」が、空気清浄機の性能を決める2大要素とも言えます。イオン等の発生機能がなくても、室内の空気を循環させるだけの風量があり、高性能フィルターを使用していれば、室内の浮遊物質はほとんど除去できます。

~あまり知られていない、イオンの効果について~

またさらに40%以上の人が「メーカー独自の有害物質除去機能(イオン発生機能など)」の有無も空気清浄機選びで重視していることが分かった一方で、イオンは実際の生活空間の中で効果があると言い切れない側面もあります。イオンはとても不安定な物質であることに加えて、使い方や環境によっては、気中のオゾン濃度が高くなり喉・鼻などの粘膜に刺激を与えるものがあるのです。
(感染症専門医 武井医師)

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