人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

新ポイントプログラム「Google Play Points」でGoogleが見せた日本市場への本気度

2018.09.26

日本ユーザーのみへ提供する理由

注目すべきは冒頭にも書いたように、このプログラムが日本のユーザーのためだけに提供される点。その理由について、Google Play Lifecycle Programs & Partnership ディレクターのユーニス・キム氏は、サービス開始に先立って行われた記者説明会で「日本はGoogleにとって特に重要な市場である」と強調した上で、「日本には同様のポイントプログラムが数多くあり、日本のユーザーに喜んでもらえるサービスだと考えたから」だと説明している。

「Google Play Points」について説明する、Google Play Lifecycle Programs & Partnership ディレクターのユーニス・キム氏。

確かに日本がGoogle Playにとって、重要な市場であることは間違いない。日本のユーザーは有料アプリやアプリ内課金に多くのお金を払ってくれる、アプリデベロッパーにとっても、その手数料で稼ぐアプリストアにとっても、大変有り難い存在だからだ。

これはApp Storeのデータになるが、米調査会社のSensorTowerによれば、日本のユーザーは2012年以来、有料アプリおよびアプリ内課金に対して、1人あたり平均で214ドルを支払っているという。この数字は2位のオーストラリアに倍近い差をつけて、世界でもダントツの1位。国ごとの売上げを昨年の人口で割った金額とのことだが、もちろん人口=スマホユーザーではないわけで、実際には1人がより多くを支払っていることになる。しかもその売上げは右肩上がりに伸び続けているというのだから、そりゃ日本だけ特別扱いもしたくなるというものだろう。

Japan Leads Per Capita App Store Spending at More Than $200 Per Person Since 2012

一方で日本ではiOSのシェアが5割を超えるなど、世界と比べてもスマートフォンにおけるAndroidユーザーの比率が特別に低い。携帯電話時代、大手キャリアのサービス課金に慣れ親しんだためか、アプリに躊躇なくお金を使ってくれるこの国で、Googleがそのシェア=売上げを少しでも拡大したいと考えるのは当然。今回、日本だけで特別に提供される「Google Play Points」に、日本でのAndroidのシェア拡大に向けたGoogleの本気を感じているのは、きっと筆者だけではないはずだ。

ご存知のように「パズル&ドラゴンズ」や「モンスターストライク」といった人気のゲームは、同じアカウントを使ってiOSでもAndroidでもプレイできる、マルチプラットフォーム対応となっている。どっちでアイテムを購入してもゲームに反映されるなら、「ポイントの付くGoogle Playで」となる可能性は大。航空会社がマイレージプログラムで優良顧客を囲い込んでいるように、今後はポイントプログラムの有無がスマートフォン、およびプラットフォームを選ぶ際の決め手となるかもしれない。

Googleは「Google Play Points」のリリースに引き続いて、Googleオリジナルブランドのスマートフォン『Google Pixel』の近日中の日本市場投入も公表するなど、さらに攻勢を強めている。今後の動きに注目したい。

「Google Play Points」
https://play.google.com/about/playpoints/

取材・文/太田百合子

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2019年11月15日 発売

DIME最新号の特別付録は「スタンド一体型簡易スマホジンバル」!今年から5年先のトレンドまで丸わかり!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。