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お金持ちと一般人を分ける考え方の違い

2018.09.21

高所得者層のほうが運動量は多いのだが……

 富裕層の考え方がいろいろ明らかになっているが、裕福な人々は1週間単位の運動量でも独特な傾向があることが最新の調査でわかってきている。

 アメリカがん協会の研究チームは、加速度センサー式の万歩計を装着した5206人の成人の1週間のデータを集積し、その人物の運動量と収入との関係を探る調査を行なった。これまでも同様の調査は行なわれてきたが、どのくらい運動をしているのかについては自己申告に基づいており、正確性にやや疑問があった。しかし今回は小型高機能のデジタル万歩計を使って実際の運動量を記録してデータを収集したのだ。

 実験参加者のうち、年収2万ドル(約220万円)以下の低所得者層と、年収75万ドル(約840万円)以上の高所得者層を抜き出して比較することで両者の興味深い特徴がわかってきた。

 アメリカの健康ガイドラインでは2日間で150分の適度な運動か、あるいは75分の激しい運動を推奨しているのだが、高所得者層は低所得者層の1.6倍の数が基準を満たしており、1週間単位では1.9倍が基準に達していたということだ。つまり大雑把に言えば基準を満たす運動をしている人の数が、高所得者層は低所得者層の2倍いるということになる。


Daily Mail」より

 1日単位や1週間単位の細かい運動の状況を見てみると、さらに興味深いデータが浮かび上がった。1日の中で低所得者層は1日の中でまったく動かない時間が少なく、一方で高所得者層はまったく動かない時間がそれなりにあるのだ。これは高所得者の仕事がデスクに張り付く作業が多いということになるだろう。一方で低所得者層は軽い運動を伴う仕事や家事などを日常的に行なっていることになる。

 では仕事であまり身体を動かす機会がない高所得者がどうして運動量が多いのか? それはジムや各種スポーツなどの激しい運動の割合が高いからであった。そして週末に集中的に運動を行なっている傾向も浮き彫りになったのだ。

 しかしこの調査結果は、高所得者層にリスクを意識させるものにもなるだろう。なぜなら、意識的な運動から離れてしまった場合は高所得者層のほうが高い健康リスクを抱えることになるからだ。

 ミルケン公衆衛生大学院のハンナ・アーレム研究員は、日常生活の中で運動を意識することの重要性を力説している。エレベータやエスカレータをなるべく使わず、バスや電車を目的地の1つ前で降りて歩いたり、車を使わずなるべく自転車にするなど、生活の中でなるべく身体を動かす機会を多くすることが、運動の時間がなかなか取れない生活では重要になるということだ。仕事でデスクに縛られがちな人ほどこれらに留意したいものである。

文/仲田しんじ

フリーライター。海外ニュースからゲーム情報、アダルトネタまで守備範囲は広い。つい放置しがちなツイッターは @nakata66shinji

※記事中のデータ等は取材時のものです。

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