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2018.09.24

なぜ皮肉屋が社会的成功を収めるのか?

 真面目で誠実な人物がリーダーに相応しいのは言うまでもないが、その一方であまりにも“堅物”であるのも面白味に欠ける面もあるだろう。そして実際に真面目な人よりも“面白い人”のほうが人気が出るケースが多い。最近の研究ではある程度の“風刺家”や“皮肉屋”のほうが社会的に成功しているというから興味深い。

風刺や皮肉で仕事が捗る?

 うまい風刺や皮肉は周囲を笑いに包んだり、ちょっとした鬱憤を晴らしてくれたりするものだが、職場においてはさらにポジティブな効能があるようだ。

 フランスのビジネススクール「INSEAD」と米・ハーバード大学とコロンビア大学の合同研究チームが2015年に発表した研究では、風刺や皮肉が本人と周囲に及ぼす影響を探る実験を行なっている。

 研究チームは4つの実験を通して、風刺や皮肉は当人にも周囲にも多少の物議をかもすが、総じてどちらにとってもクリエイティビティを向上させるものであることを報告している。特に口にしている人物が信頼の置ける人物であるほどに、当人にとっても周囲にとっても創造性が刺激されるということだ。風刺や皮肉は職場の雰囲気を盛り上げ、生産性を向上させる実に有効なツールであったのだ。

Inc.」より

「風刺や皮肉を作ったり読み解くためには、表現者と受取人の両方が、皮肉な表現の文字通りの意味と実際の意味との間の矛盾を克服する必要があります。これは、抽象化によって活性化する創造的思考を促進するプロセスなのです」と研究チームのフランチェスカ・ジーノ氏は語る。

 また同研究チームのアダム・グリンスキー氏によれば、風刺や皮肉が耳に入る状況に置かれた人々は優れた創造性を発揮できると解説している。つまり皮肉はチーム全体をより創造的なものにしてくれるので、こうした嫌味ではあるが面白い発言に時折耳を傾けることで仕事が捗るのだ。

 つい風刺や皮肉を口にしてしまいがちな人にとっては嬉しいニュースということになるのかもしれないが、確認しておきたいのは周囲との間に信頼関係が築かれていることが必要条件であることだ。転職したばかりの職場でいきなり皮肉めいた発言をしても印象が悪くなるだけで、また職場を変えざるを得なくなるかもしれない(!?)ので注意が必要だ。

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