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2018.09.21

残業時間の限界は本人次第!?会社のエースは1517球を投げられるのか

「君はエースだ!大黒柱だ!これからも頼りにしてるぞ!」

 酷暑の中、行われた第100回全国高校野球選手権大会は大阪桐蔭の2度目の春夏連覇という偉業で幕を閉じました。しかし、今大会で注目度が最も高かったのはなんといっても金足農業高校とそのエースである吉田輝星投手でした。一躍、全国に名前が知れ渡った吉田投手ですが、秋田大会と甲子園あわせて11試合で1517球を投げたことも“球数問題”としてニュースとなりました。

 甲子園のマウンドに仁王立ちした吉田投手のように、あなたは経営者もしくは上司として会社のエースに「お前しかいない!頼む!」と、休む間もなく残業をしてもらうことは出来るのでしょうか?

本人がよければいくらでも残業させられる?

「社長にあそこまで言われちゃやるしかない」

 なんて意気に感じて過酷な長時間労働に耐えようとする人はゼロではありません。万年人手不足の中小企業では、いわゆる“デキる社員”に仕事が集中する傾向にあります。また、この手の人は会社の状況が良く見えている人が多いので、「まあ、自分がムリするしかない」と受け入れて働きすぎてしまうことがあります。

 吉田投手の球数問題は「力投に感動した!これぞ甲子園!」と肯定的な意見がある一方で、「選手生命にかかわる」や「手放しで賛辞を贈るべきではない」という声もありました。おそらく、当の吉田投手自身は「行けるとこまで行きたいです」という気持ちを持ってマウンドに立ち続けていたのではないでしょうか。

「本人がいいって言ってるからいいじゃん」

「本人の同意を得てやっています」

 まれに、割増賃金の未払いや長時間労働を指摘するとこのように答える方がいます。果たして、本人の同意を得ることによって無尽蔵のスタミナを信頼して残業をさせても良いものなのでしょうか。

法令は誰が守るのか?

 大前提として法令は誰もが守るべきルールです。したがって「俺は適用されなくても問題ない」などということは許されません。例えば特殊技能を有する町工場の社長の元へ「給与はいらないので働かせてください」と弟子入り志願してきたからといって、実際に給与も支払わずに仕事をさせてはいけないのです。“特殊技能を教える”だけならまだ良いのですが、それが商品として流通したり、会社の掃除といった雑用や周辺の業務をやらせると明らかに“労働”となるため労働基準法をはじめとした労働法が適用されるのです。

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