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地方企業で働く元都会人2人に聞く、都会企業とのギャップ

2018.09.19

島根県隠岐の島町で働く天野さん(40代・女性)の場合

(画像はイメージ)

続いて株式会社FPI 地方創生事業部 おむすビーズの部長を務める天野治美さんの体験談を聞いた。おむすビーズは一次産業支援をテーマにしたインターンシップ事業。天野さんはかつて東京三宅島や大阪で働いていた時期もあったが、現在は島根県 隠岐の島町と奈良県の二地域を拠点にし、働いている。今回は、隠岐の島町にある企業の様子を聞いた。

●地方企業の残業・アフター5事情

Q.地方の企業では、残業はどのくらいするのですか?

「職種、部署にもよるかと思いますが、役場など公共機関同様、私が関係している島根県隠岐の島町では事業所が55カ所以上存在しており、職種や事業所によって環境の差があるように見受けられます。ただ、一般的には17時あがりで終業を目指している感じだと思います。

朝や昼、夕方にそれぞれ地域一斉の放送、もしくはチャイムが流れ、一日のリズムの誘導や合図を共通認識として行っているように見受けられます。地方には一次産業を中心とした仕事や暮らしがベース産業となる比重が大きいので、どうしても生活者に合わせた時間軸が主になるのではと思います。ですので残業は基本的に少ないかと思います。ただ、年末や決算期などは残業も多少あるかと思います」

Q.地方の企業は、定時になったら即帰るなどの風潮はありますか?

「あります。終業時間帯に帰宅する車の交通ラッシュが見られます。と言っても街とは比べものにならない程度のラッシュですが…」

Q.地方の企業は社員同士の飲み会はありますか?

「基本的には生活や家族との時間を重きにしているかと思いますが、お酒の消費量が多いことを見ても、近所の方々で集まって飲み会は頻繁に行われているようです。仕事関係者というより、地域の集会やうちわでの飲み会のほうが日常的に多いかもしれません」

Q.地方の企業の従業員たちは、アフター5には主に何をしているのですか?

(画像はイメージ)

「釣りや畑の世話、家族や地域の時間のためのあれこれでしょうか。単身の方はネット利用など自宅でゆっくりされていらっしゃるかと思います」

●私が感じる都心の企業とのギャップ

続いて、日頃感じる都心の企業とのギャップを聞いた。

「企業の事務所などの立地やロケーションに関してですが、田舎はスペース的な部分で家屋の面積が大きく取られていたり、山や海が見える事務所での仕事ができたりするので、ストレスを軽減できる部分があるかと思います。また、地域との密着度が高いので、地域の方が頻繁に企業へ直接訪問します。談話のみの訪問も多々あるため、業務のスピードは遅くなりますが、そういったつながりが新たな仕事を運んだり、連携を生んだりしているかと思います」

●地方の企業で働くのはおすすめ?

正直なところ、地方の企業で働くことはおすすめするか、聞いてみた。

「合う合わないなどもありますので一概に言えませんが、暮らしや地域との関係を望む方、楽しめる方、人を含む地域資源を活用する産業に興味のある人は良いかと思います。

また、ネットビジネスなども算段があれば事務所の賃料などの環境的コストは低くなるので利用できるかと思います。子育て環境は都市部より良い面もありますので、働きながら子育てするにはおすすめです」

業種や職種、勤める企業によっても異なるが、地方企業は基本定時で帰り、生活や家族のための時間を過ごす。スペース的に広々と使える点や子育て環境が整っていることは大きなメリット。働き方によってはやりたいことができる、自由度が高いというメリットもある。また地方はやはり濃厚なコミュニケーションがあるようだ。

こうした傾向は、好みや向き不向きがあると思われるものの、一度体験してみないことにはわからないこともありそうだ。

【取材協力】
一般社団法人いなかパイプ 担当 竹内さん
四万十に移住し3ヶ月。自然と自由を好みます。現在は事務所で作業をしていたり、かと思えば一人前のカヌーガイドとなるべく川に繰り出す日もあります。こんな働き方もできるんだなーと、四万十に来て働き方をもっと模索してみたくなりました。自然の傍で生きていく為に働き方を広げていこうと奮闘中です。
http://inaka-pipe.net/

株式会社FPI 地方創生事業部 おむすビーズ部長 天野治美さん
有限責任事業組合海女ノショップ 会長、6次産業プランナー(東京(中央)、島根兼任)
島根県隠岐の島と奈良県の二地域居住生活を送る大阪の会社員。若かりし頃、東京都三宅島にて半海女ののんびり島暮らしを経験。現在は一次産業支援、地域活性の二本立てで就業支援や移住に関してサポートを行っている。今後、地域の仕事づくりとして(海女ノショップ)海産物、農産物、加工品等の流通の仕組みを企画運営予定。
ゼロから始める田舎暮らし

取材・文/石原亜香利

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